裏第二十五話
花火が上がった。何回も、何回も。いつ見てもきれいだ。花の横顔を見るとうっとりした表情になっていた。花火に劣らずきれいな顔に俺はドキっとする。花の手が強く握り締められる。俺もそれに応えて握り返す。
こんな風景は何度も見れるようなものじゃない。今日は着てよかった。みんなも・・・桜もどこかで見ているといいな。
目の前でキスをするカップル。よく見るとこのあたりはカップルが多い。花がそれを目にし顔を赤くする。
「りょ遼さん」
これはやってほしそうな顔だな。
>『雰囲気に流される』
『雰囲気に流されない』 ←(本編)
花の目を見ると少し潤んでいる。泣きそうな顔ではなく火照った顔で艶かしさを感じる。
二人見つめあい、互いに近づく距離、そして唇が触れ合う。軽く、触れるだけのキス。
タイミングよくなのか、まるで二人を祝福するように空にはハート型の花火が上がる。その花火を二人は見ていない。二人は花火よりもお互いのことを見つめていたかったのだ。
そしてもう一度触れ合う唇。先ほどの触れるだけのキスとは違い、お互いを感じあうような熱い、舌を絡めあうようなキス。
しばらく息が続かなくなったのかどちらからとも言わずに離れる。再び見つめあい、甘く熱い吐息が洩れる。
「花、人が多いし雨も降りそうだから早めに帰るか」
「……はい」
二人は手を繋ぎ……いや、花が遼の腕を組み歩いて行く。向かう先は花の部屋。
二人はバスに乗り学園前で降りて、花の部屋に着くとタイミングよく雨が降ってきた。ギリギリ濡れずに済んだ二人は扉を開け部屋の中へと入っていく。
扉が閉まると、互いに我慢の限界かと言わんばかりに熱いキスを交わす。先ほどよりも激しく、まるでお互いを食わんとするようだ。
熱くなりすぎたのか遼は我慢ができなくなり、花の体を強く確かめる。その度に花の卑猥な声が部屋中を包む。
「花ごめん、強すぎたか?」
「いえ、遼さんになり何されても大丈夫です」
そしてそのまま玄関からベッドへ向かい花を押し倒す。花の顔は恥らい嬉しさの合わさった顔で遼を誘惑してくる。
「花、いいのか?」
「はい、私の初めて、遼さんに捧げます」
その後めちゃくちゃ体を交えた。
おっぱいすげー!柔らかおっぱいー!やっぱりおっぱいは世界を救う!




