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裏第二十四話

翌日、今日は部活もないので午前中から教習所へ行く。受付で今日の講習の予約を取る。


「ねえねえ君~」


 なんかすごい化粧の濃い人に声を掛けられた。正直化粧の濃い人は苦手だ。そういう人は外見だけじゃなくて内面まで分厚いフィルターをかけていることが多い。見た目で判断するのはよくないけどあまり好きなタイプじゃないんだよな。


「君さ~明日ヒマ~?お姉さんと一緒に花火大会に行かな~い?」


 何だただのナンパか。


   『断る』 ←(本編)

  >『誘いを受ける』


 こういうタイプの人と絡んでみるのも社会勉強になるかもしれない。花との約束の時間まではまだあるし、それまでならいいだろう。


「一緒に行く子がいるのですが、その子との約束の時間までならいいですよ」


「あらやだ、じゃあ早速行きましょ~」


 この後めちゃくちゃ犯された。


 なんの勉強にもならずして、遼は大事なものを失った。

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