裏第三十三話
「遼……私……もう……」
桜がどんどん迫ってくる。後ろに逃げ場がない。置かれてた手は俺の首に回され両手で頭を捕まえられる。桜の顔が近づいてくる。はぁはぁ言ってるしなんかエロい顔してる!すごく魅力的で顔をそらすことができずに……
「んっ!?」
またキスされた。三度目の桜とのキス。一度目はあまり覚えておらず二度目は海の中。今度は桜の匂いまで感じれる。この桜の匂いはとても好きだ。なんだかすごく落ち着く。そんなことを考えていると桜は舌を入れてきた。
「んんぅ!?!?」
舌入れてきたよ!? 普通の触れるだけのキスじゃなくてこれっていわゆるディープキス!? あぁなんか気持ちいい、とろけそう。じゃなくて! このままじゃ桜にされるがままだ! でもがっちり頭固定されて動けない。かと言って舌噛んで抵抗するの痛そうだ。どうする? どうする!?
頭を悩ませていると満足したの桜が唇を離した。熱い吐息が顔にかかる。なんか糸引いてた気がする。エロい。そしてこの桜の満足そうな小悪魔的表情。俺このまま食われるかもしれません。
「ねえ遼、私が……してあげよっか?」
『お願いします! あ、やべ。桜だめだ。俺達はそういう関係ではない!』 ←(本編)
>『お願いします!』
やってしまえ!気持ちいいことして何が悪いんだ!
こんな艶やかな桜は見たことが無い。飲み込まれてしまう。もう飲み込まれてしまえ。
「うふふ、言ったわね。それでは、いただきまーす♪」
再び熱い濃厚なキスをされる。今度は攻められるだけではなく、遼からも桜を味わうように口内を陵辱する。
桜がかわいい喘ぎ声で鳴く。遼はそんな桜を愛そうと体中をまさぐる。
「んっ……、ちゅぱっ……、あぁ……、んふぁん……もっとぉ……」
一度お互い顔を離すと桜は浴衣がはだけ、あられもない姿になっていた。遼は固唾を飲み込む。
エロいなんて言葉では表現できない。桜の上気した顔、はだける浴衣。そのまま犯してしまいたくなる。
「うふふ、遼、私を抱いて……」
その言葉で遼の理性は消し飛んでめちゃくちゃ体を交えた。