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エリートキョロ充は動かない  作者: やきりんご
1/1

彼はこうして一歩目を踏み外す

続くかはわかりません

思いつきなので期待しないでください

キョロ充とは、常に知り合いを探してキョロキョロしているもののことである。

リア充グループの底辺に位置しているが、気をぬくとぼっちになってしまうような存在だ。そして1人になることを恐れ、1人では何もできないリア充グループの金魚の糞と貶され、バカにされる存在である。












「なん…だと…」

そんな言葉が漏れていた。

たまたまスマホで見つけた単語だった、チョコボールのことかとでも考えていたのだろう。

「俺は…」

サイトに書かれていた内容は少年の行動と一致しているものが多かった。

教室や食堂に入るとなんとなくキョロキョロしてしまうところが特に自分の行動と一致していた。少年の瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。

「勘違いだったって言うのか…!」

さぞ悔しいのだろう、手を握り締め、肩を震わせるその姿は酷く寂しく見えた。

そして急に立ち上がった少年は一言、

「俺はキョロ充だったのか!」

「いや、お兄ちゃんはぼっちだよ」

思わず言ってしまった私は悪くないはずだ、

ちょっと第三者っぽく少年とか言ってみたけどキモいな、あとキモい。

大体兄のキョロキョロは人目を気にしてキョロキョロしてるだけであって友達を探しているわけではない、っていうか兄に友達なんていない。

これは、中学3年の冬に自らをキョロ充と勘違いしてしまった兄の数奇な運命を辿ったりはしないただのイタイ話である。














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