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第8話 登校錯綜





通学時間というモノは往々にして厄介だ。

仮に毎日往復二時間かかるとしたら、一日の十二分の一を無駄に過ごすことになる。


時間を無駄に過ごすことは、普通だ。


神山君は小さい頃、時間泥棒になりたかった。

周りの人間から時間を盗んでしまいたかった。


そしてそれを、異常性愛撫の時間にあてたい……そう本気で願うほどに純粋極まりない時期が彼にも存在したのだ。


そう、もし今、他人の時間を盗めたら……。

とりあえず青空猟奇の観察に励むだろう。

様々な異常性を見てきた神山君でさえ、彼女の異常性には一目置いている。


彼女の昼食は毎日おにぎりだ。

昨日の具は酸素、その前はヘリウムだった。



彼の通学時間は五分

この程度の妄想でおつりが来るのだ



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