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第4話 青空猟奇(3)




神山君の頭は青い髪のことで一杯だった。

彼は「授業をサボるのは不良という普通の人間」だと認識しているのできちんと授業に出ていたが、今すぐにでも髪の主を探したい衝動に駆られている。



早く昼休みになれと祈るが、『昼休みを待ち望むなんて普通じゃないか』と考え直し、仕方なく彼は授業に集中する。

授業に集中する高校生は異常だからだ。



神山君にとって、自己の異常など割とどうでもいい。

彼は何より、他人の異常を愛でたいのだ。

否、異常を愛する異常に酔っていると言うべきか。


昼休み、そして放課後と校内を探しまわったが見つからない。


「これだけ探しても見つからないなんて、異常じゃないか!」


神山君はますますご機嫌になるのだった。





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