表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/89

第1話 神山志向(1)

神山君は自分を語らない。

自分という存在を把握できていないからか、或いは単にそういうのがカッコいいとでも思っているのか。


他人に彼を知る術は無い


彼が他人を知る術は無限にあるというのに




ここに一人の女性がいる。

名を神山貞恵、神山君の母親である。


彼女は普通だった。

異常なまでに普通に執着する、異常者なのだ。


彼女は自分を語らない。

それが普通だと信じているからだ。

故に息子の志向を理解できない。

否、理解する気がない。


こんな母親を、神山君は嫌悪する。

実は似た者同士であることに気づくこともなく、彼、そして彼女は交わらない。

お互いにお互いが、自らの志向の正反対側の存在だと認識しているからだ


神山君は今日も無言で家を出る


サブタイトル修正しました


2012.1/30

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ