表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

不可視

いきなりですが今回は"喫茶 404"がメインではありません!!!!何を言っているんだと思ったそこの貴方…その通りです。ep.2にして少し角度を変えてみたいと思ったからです。間違いなく2話目にしてすることではありません。でも頑張って書いたので読んでください。お願いします…。

 「こちら"機捜102"、マルタイと思われる人物を発見」。相棒の"透風(すみかぜ)"が本部へと連絡する。俺らが追っているのは都内連続爆破テロを行ったと思われる容疑者だ。

「絶対止めるぞ。"水瀬(みなせ)"!」。「当たり前だ。4回目の爆破を阻止できなかったら何のための"機捜"だ!」。そう、既に都内で3回も爆破テロが行われた。1回目は…警視庁の4階のテロ対策を専門とする

"警備第一課"の会議室が爆破され多くの死傷者が出た。2回目は…地下鉄のトンネルが爆破され電車に乗っていた多くの市民、運転士、車掌が被害を受けた。死者も多く出た…唇を強く噛む。3回目は…病院の4階の病棟が爆破された。この爆破による被害は奇跡的に軽傷者6名に済んだ。だが、それは犯人の策の1つだったのだ…警察全体に不信感を与えるために3回目の爆破は威力が弱かったのだ。仮に3回の爆破全てが多くの被害を出していた場合、都内に住む人々には余裕がなくなっていただろう。だが、3回目の爆破による被害が少ないと報道され良くも悪くも人々の心に余裕が生まれそこに警察への疑念も共に生まれてしまった…これ以上爆破されたら警察の信頼など容易く地の底に落ちるだろう。それを阻止するため"機捜"が爆破されそうな場所に誰よりも速く駆けつける。そして見つけた。犯人と思わしき人物と…爆弾を。

 「随分と怖い顔してどうなさいました?」。20代前半と思われる男が貼り付けた笑顔でこちらに声をかけてきた。「手を上げろ!」と透風が声を上げる。相棒の手には…拳銃が握られていた。「急にどうしたんですか!?僕が何をしたと言うんですか!?」。

「質問を質問で返して悪いが…お前のバックに入っている物は何だ!」。声を荒げた相棒の目は俺の知っている目ではなかった。

「ボン!」と男が突然声を上げた…相棒の、透風の右手が爆ぜた。「っっっっあああ!!」。悲痛な叫びがこの発電所にこだまする。何が起きた?爆発物らしき物もそれを透風に付ける時間もなかった。

「ボン!」と再度男が声を上げた…痛みで声が出せない。爆発の理由なんてものは分からない。だか、確かなことは透風は右手を俺は左目を爆発された事だけ。意識が遠のいていく…自身の血の海に倒れる。

「全くどうしてくれるんですか?処理するのメンドーだな…」。男は迷惑そうな顔でこちらを見つめる。

「まぁ、この発電所爆破したらあんたらがいた痕跡なんて無くなるか!」。何もできなかった俺らを嘲るようにわざと大声で言う。最期に見た景色は、残された右目で見た景色は左手で拳銃を発砲し男を膝まつかせ、してやったりと笑った相棒の顔だった。


 何だこれ?目が覚めた。死んだはずの俺が。そして目の前に広がる景色に驚いている。剣を腰に帯びている人や杖を持っている人、他にも弓や槍を持って街を練り歩く人々の姿が目に入る。ここはどこだ?透風はどこにいる?疑問が次々と湧き出してくる。


 目が覚めたら知らない街にいた。俺はこのような展開を知っている…異世界に転生したってやつだ。どれだけ考えても1番これが可能性に近い。だって目の前に映る景色は幼い頃にゲームで見ていたモノにそっくりだ。そんな事があるのか?確か俺は右手が爆破されてなくなって…いや、ある。全然動く。ピンピンしてる。冗談であってほしい。夢であってほしい。どれだけなくなったはずの右手の指で顔をつねると普通に痛かった…夢じゃないらしい。

何となく街を歩く。水瀬を探している。ひょっとしたらアイツもこの街にいるかもしれないと思って、根拠もなくただ歩いている。気づいた事がいくつかある。

なぜか知らないはずの文字が読めたり、知らない言語を聞き取る事ができるのだ。ご都合展開ってやつだろうか?こちらとしては好都合だ。そして自分のポッケに銅の硬貨が何枚か入っている事がわかった。…こういうところもゲームの初期状態みたいだ。そして見つけた。俺の相棒を…女性の魔法使いにボコボコにされて女性のプリーストが半ギレで回復魔法を使って治療されているところを。「はぁ〜、何やらかしたんだよ」。この街でこの世界で初めて水瀬にかける言葉がこれだとは思わなかった。

 「ちょっと聞いてくれよ、透風〜」半泣きで俺に説明してきた内容をざっくりまとめると水瀬は人が集まる場所に行けば俺に会えるだろうと思って意図せずにギルドに入ってしまったらしい。そこで数十分ほど待っているとギルドの人が声をかけてくれたようだ。人を待っていると素直に言えばよかったものを何も言わなかったせいで"冒険者になりたいけどどうすればいいのかわからない人"だと勘違いされ半ば強引に冒険者にさせられてしまったらしい。そして何となく放った魔法がたまたま居合わせた女性の魔法使いと女性のプリーストに当たってしまい…という事らしい。

「なぁ透風、やっぱここって剣と魔法の世界ってやつなのか?」。「それは魔法を使ったお前が1番わかってるだろ」。しばらく沈黙が続いた。

「今は何も分からない以上下手に行動するのは悪手だ…なぁ水瀬、俺をギルドに連れて行ってくれ。俺も冒険者になる。この世界で生きていくには必要なことだろう」。「透風ちょっと今の状況楽しんでない?これからは面倒な仕事しなくていいからって本当は嬉しいんじゃない?それにこの前ゲームが好きって…」右手で水瀬の口を抑える。勘違いしないでほしい決して俺は魔法が使えるかもと楽しみにしていない。小学生の頃の夢が叶うかもと浮かれてなどいない。生きていくためだ。「さぁ、ギルドに行こう」。「いや、そんな京都に行くみたいな感じで言われてもなぁ…」。

水瀬の言葉を聞きつつギルドのドアを押す…あれ?開かない?呆れた声で笑いを堪えた声で

「引き戸ですよ。透風さん…」と水瀬に言われた。

…うっさい。誰だって間違えることくらいあるだろ。

そしてギルドに入る。この世界で生きていくために。元の世界に戻る方法を探すために。

今回のメインは機捜(機動捜査隊)の"透風"と"水瀬"の2人でしたがどうでしたか?今回の物語は"喫茶 404"の要素が1つもありません。本当に申し訳ないです…書きたいものを書いていたらキリのよいところがここしかなかったんです…すみません。ですが次回は関わってきます。透風と水瀬の2人がこれからどうなるのか楽しみにしておいていただくと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ