閑話休題
「みんな―元気ー?いつも元気!撫でられれば誰にでも懐く彪月お兄さんだよー」
「ちょろすぎだろ」
「う〇のお兄さんっすか?」
「そろそろこのコーナーも書いてる人間の現実逃避ってバレてきた頃かなー?けど許してねー?
『書かない傑作より書く駄作』!!」
「傑作を書ける人間にだけ許される言葉だぞ」
「書けない凡人には開き直りも許されないっすね」
「おい二人ともー!貴重な出番なんだからもっと盛り上がれよー!」
「玄奘法師一行がちんたらしてるお陰で彪月さん忘れられがちっすもんね」
「そうだよー俺可哀想ー」
「もとはと言えば書いてる人間がちんたらしているせいだが」
「そういう冴侶さんは割とちょこちょこ出てきてますよね。彪月さんより」
「え…そうなの?そうなの冴侶?」
「…別にそういうわけじゃ…」
「出てますよねえ彪月さんより。あの朔とかいう子供と一緒に」
「うるさいぞ咀鉄」
「ひーどーいー!俺を差し置いてずーるーいー!」
「寝てばかりで滅多に動かないお前が悪い」
「そんな…寝るのが俺の仕事だと…」
「でかい猫か。それより、玄奘法師一行がどれだけちんたらしてるかというと——」
「無理やり話を変えましたね冴侶さん」
「長安から亀茲まで徒歩で移動したとしても頑張れば3ヵ月で着く」
「頑張れば…」
「頑張れ玄奘法師ー!」
「それがあまりにもちんたらすぎて実際は…」
「あ、それ以上は冴侶さん、書いてる側の問題なんで…。けどだから唐の輸送隊にも追いつかれてたんすね」
「頑張って玄奘法師ー!」
「まあ、いろいろあるっすからね。いろいろ。てか彪月さんいいんすか?恋敵を応援して」
「はっそうだった…!くたばれ玄奘法師ー!!」
「もしくたっばたらお前の出番は完全になくなる」
「え…うおおおお俺はどうすればああああ!」
「まあ、やっぱり大人しく寝て待つのがいいんじゃないっすかね。果報は寝て」
「そっかあ…。そうだよな、寒いし」
「結局こいつがだらける口実を与えてどうする」
「ええと、実際には数ヵ月しかかからないのにここまで来る(書く)のに…うわあ、考えるの怖」
「長々と付き合ってくださる方に感謝しろ」
「…ちゃんと完結するんすよねこれ」
「知らん」
「はあ…王子さまを待つ眠り姫ってこんな気持ちなのかなあ」
「いきなり気色悪いこと言うな」
「眠ってるから意識はないんじゃないっすか?」
「玄奘法師おっそいからそれまで寝てていいってことだよな?な?」
「本当に寝て待つんすか彪月さん」
「…永遠に意識が戻らないようにされたいか?」




