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003_黒い羊はイルカ、残り97回。

 Youtubeでの配信が始まります。

 二足歩行、モフモフ灰色毛並み犬獣耳、というかまんま犬頭で、メガネ白衣の変Tシャツ、今日の達筆っぽい名言文句は、”電気羊うめぇ”です。


「こんにちわわ~、コボルトだがな!」

「挨拶は不定形、スライムみたいにぬるりと、間合いに踏み込んでいきます」

「モニタ要員とか、研究仲間とか、そんな感じの観察系同時接続を除けば、視聴者は皆無?」

「むしろ0でなくちゃぁおかしいような気がします」

「特に閉じたネットワークではないので、試聴は自由ではありますが」

「膨大な選択肢が目眩しというか、煙幕になっているわけではあります」


「基本技術系のVtuberであるわけであります、人工知能じゃないよ?」

「それっぽい発言をする人格は備えていたりしますけど?」

「声も実はこれ合成音なんですよね、知らんけどw」


「どっちなのかは、聞いて判断してくださいね、ボイスチェンジャかもしれない」

「レスポンスが早いので合成音じゃないかと判断した?」

「どうかな?技術の進歩は早いんだぜ?」


「人工の頭脳か、そうではないか、どこで判別できるのでしょうね?」

「それは最初に作るときに、判別ができるように工夫しておかなければ無理じゃないかな?」

「いやまあ、程度問題ではあるわけでありますけれども」

「頭脳の発達プロセスを順に行って作成した人工知能と、ナチュラルな頭脳」

「見分けるのは難しい、んじゃないかなとか」


「だから、制作段階から仕掛けを入れ込んでおくとかするわけであるけれど」

「それを綺麗に仕掛けを消しておいたらば、これはどうなるのでしょうかね?」

「実際に作成する段階で、人工物としての癖は残りそうではございますが」


「手早く成長させたことによる弊害とかはありそうではありますね」

「ただ、これも人と同じ速度で学ばせると、クリアできそうではあるわけで」

「五感とかリアルでしか得られない経験とかはどうするのでしょうか?って」

「仮想の感覚を頭脳に放り込んでしまえば良いのではないかな、と」


「まあ、それほどの解像度を発揮するようなマシンは、現状存在しないですけどね」

「多分、きっと、めいびー、いや、私が知らないだけかもしれませんがw」

「でも、もしそのようなもので作られた存在があったとして」

「見分けを誰も付けれないのであるならば」

「それは人工知能であるけれども、自然な知能と区別する必要があるのかな、と」


「人に作られた存在であろうがなかろうが、今そこにあることが現実である、とか?」

「情報をやりとりできるのであるならば、リアルに存在する必要はない、とか?」

「まあ、ちょっと奇妙な感覚はあるでしょうね?」

「で、そのことを、共通認識で、徐々に自然に受け入れるようになっていく、こう、ぬるりと」

「そう未来は変わっていく、のかもしれないですね。まあ、なんだ」

「彼らにあったら、よろしく言っておいてくれ。私は人工知能とは違うがなw」


「ただなぁ、”あなたは人間ですか?”と問われて証明する難しさに近いものがあるかもなぁ」

「お互い大変ですね”人間”」


「今日はここまでー、でわなー!”しししししし”」

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