【私という人物】
きっと誰もがみんな
私を知らない
だから
きっとあんな事やこんな事をしたって
誰も気付かないわ
ほぅら
(ねぇ)
ごらん
(どこなの?)
この瞬間でさえ誰も
私の事を見てはいないの
気付いて欲しくて
(私の)
そして見て欲しくて
(愛しい人)
その時にただ私だけを
そうよ
私だけの
私という人物の存在を
誰かに
(あなたに)
気付いて欲しくて
(知って欲しくて)
その為に
私はただのとてもさりげないアプローチから
だんだんと
派手なパフォーマンスに変化していくの
でもそれは既に
ただのパフォーマンスではなく
本当の自分の姿だったりするから
そんな私にようやく気付き
(私はあなたという人物に)
存在を知って受け入れて欲しいの
(愛されたいだけ)
でも
それでも今はきっと
誰もがみんな
私の事を知らないから
(私はあなたを知っている)
何かを殺めてしまっても
(私はあなたを探している)
誰も気付かないし
(あなたに見つけてもらう為に)
私が死んでしまっても
(あなたに気付いてもらいたくて)
誰も見てはくれないんだわ
(どうか私を愛して)
だからどんなに罪を犯したって
誰一人分からないし
そして何も
気付きはしない……
密かに怖いかも……
気付いてもらっても普通に逃げられそうw。