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心のヒストリー【現在推敲中】  作者: 西影
第4章 GW 香川旅行
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047 御本宮

 何分か休憩した私たちは御本宮(ごほんぐう)に繋がる石段を登っていた。


 一歩上がれば少しずつ御本宮(ごほんぐう)が見えてきて、自然と足が動くようになる。


 一歩、また一歩と石段を登り続けてやっと御本宮に到達した。すると達成感のおかげか、さっきまで疲れていた足が簡単に動くようになった。


「ふぅ、みんなお疲れ。橘さんと上杉くんは二度目だからかあまり疲れが見えないね。一年生はまぁ予想通りって感じかな。それじゃあ早速御本宮(ごほんぐう)でお参りしますか」


 高橋先生に付いていきお参りの列に並んだ。その間に少し調べてみると御本宮(ごほんぐう)大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇を(まつ)っていると書かれてあった。


 金運、縁結び、商売繁盛、健康運、人生に迷ったときに良い知恵を授かれる......などなど。様々なご利益があると伝えられているらしい。


 縁結び……かぁ。


 列はどんどん進み、ついに私たちの番がきた。ここでの参拝は二拝二拍手一拝という作法でする。


 ――翔と付き合えますように……。


 私は祈る終わると列から外れる。


「橘先輩、あれってなんですか?」

「ん? あ~。あれは開運こんぴら狗みくじだよ。どうせなら引こうか。一〇〇円だしね」


 佐々木さんが指していたのは犬の像だった。犬の像の背中におみくじがいっぱい入っている。


 記念にということでそれを引いてみる。袋の中には中吉と犬の形をした金色のお守りが入っていた。なんだか縁起が良さそうなのでサイフの中に入れてみる。


「みんなは何当たった? ワタシは大吉だったよ」

「オレと神崎くんもだな」

「え〜……みんな運いいな。あたし末吉なんだけど」

「俺は中吉」

「私も中吉だったよ」


 翔と同じだったので嬉しく感じる。だけど一人だけ、無言で結果の紙を見ている人がいる。


「…………」

「高橋先生はどうだった?」

「な、内緒かな。ほら、言わないほうが叶いやすいっていうでしょ」

「いや、それは願い事の方じゃないの?」


 橘先輩が粘り強く聞いていたが、先生は何かと理由を付けて教えてくれなかった。左目で見れば何を当てたか分かるが紫色の目を見られたくないのでやめておく。


 その後、御本宮の右側にある展望台に向かった。そこからは讃岐富士(さぬきふじ)瀬戸大橋(せとおおはし)などが見える。昼なのにすごく良い景色だ。


 まだ奥社(おくしゃ)に繋がる道があるらしいが体力的にやめておく。


 なので石段をまた一段ずつ降りていった。上杉先輩の提案で賑やかだった道にあったうどん屋で昼食を食べることにする。


 もちろんみんなは賛成した。香川と言えばうどんだしね。


 店員が全員分のうどんを運んできた。私が頼んだきつねうどんが目の前に置かれる。


「よし、ちゃんとみんなの分届いたかな。それじゃあ橘さん、お願い」

「はい、それじゃあ香川のうどん食べようか。いただきます!」

「「「「「「いただきます!」」」」」」

 

 やはり本場のうどんはいつも食べるうどんとは違う。コシが強くてモチっとした感触。今まで食べてきたうどんの中でダントツに美味しかった。


「やっぱり香川のうどんは美味しいですね!」

「そうだね。あたしはあまりうどんを食べたことがないから比較とかは出来ないけど、とても美味しい」

「俺もこんな美味いうどん初めて食った」

「なんてったって香川だもん。ね、悠真(ゆうま)くん」

「そうだな」

「……みんなは違いとか分かるんだ」


 しかし神崎くんはあまり違いが分からないらしい。それがもったいなく思った。


 一五分ぐらいでみんなも食べ終わり、店を出ると橘先輩が言った。


「それじゃあ今から二時間の自由時間にするよ。各々お土産買いに行ったり、何か美味しいデザートでも食べに行ってね。集合場所は杖を借りたお土産屋さんね」


 橘先輩と上杉先輩は杖を全員分回収するとお土産屋に入る。


 私、翔、佐々木さん、神崎くんの四人は時間があるので、一度お土産屋を周ることにした。


 一度全部の店を見終わり、今度は買いたいと思った物を買いに行く。お母さんにはお菓子を買うことにした。


 時間になり、私たちは集合場所に到着すると駐車場に向かって歩き始める。こうして香川旅行は幕を閉じるのだった。

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