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食堂改装
それを聞いた主人公は腕組みをして天井あたりに目を泳がせていた。
「うーむどうしたものか」
そうこうしてるうちに食堂の白い壁をニュルンとすり抜けて半透明な人の形をした何かが3.4体現れた。
その者たちが移動すればするほど空間に歪みが生じ始めた。
彼ら?が触れるものがみるみるうちに消失したり、あるいはティーカップがペットボトルの形をした容器に変わっていった。
白い壁は黄色に、茶色かった四角机は丸いピンク机にあれよあれよという間に古風を感じさせた食堂はファンシーな空間になりつつあった。
半透明な4体が主人公のもとにみるみると近づいてきた。
主人公は一瞬硬直したがその者たちは主人公を尻目に背後の壁の中に消えていった。
正直言って安堵した。
(ん?そういえば猫はどうした)
「ここだ」
ねこはピンク色のウサギのぬいぐるみになっていた。
もう生物ですらない。
なんとか2部もかけました。




