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不思議な場所  作者: 菜畑
1/6

食堂にて

いつのまにか食堂にいた。

「あれ、いつのまに」

なんとなく周りを見渡すと、猫?がいた。

茶色のテーブルや椅子の色と同系色だったので猫だと一瞬わからなかった。

目を細めたままの能面のような猫だ。

オレンジ色の光が食堂の窓から差し込んできて、机を照らした。

(今何時かな?)

そう考えていたら猫が話しかけてきた。

「ここにやがて人がくるぞ」

「へぇ 営んでなさそうだけどな」

「食べにくるんじゃない」

「?」

「模様替えだよ」

「模様替え?」

「そうだ」

「リニューアルオープンするの?」

「その場合もあるし無くなる場合もある」

「どういうこと?」

「この場所自体がなくなるか、別の見た目をした飲食店になるかが決まるんだよ。」

「はあ…」

なんだかたいして特別なことでもないのに特別なことのようなニュアンスで猫はそう言った。

「お前もそこにいたら影響うけるから逃げたかったら逃げればいいよ」

「影響?なんで逃げなくちゃならないんだ?」

「この場所が変わる時その場所に相応しくないものは消えて行くんだ」

「人間も?」

「例外ではない」

猫はそう言ってまた目を閉じて口をつぐんだ。





初投稿ですが、のんびりと続けていきたいと思います。

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