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3 あれから四年。

ステータス及び説明がアホみたいに長いですね。2話の方にくっつけたい気持ちはありましたが、1人に迷惑をかけそうなので、3話にしました。

あれから結局四年が経った。

魔力を消費する以外にすることもないし、特に何か話すことがあった訳ではないのだ。そんなものだろう。


それに目も一歳を越えたらはっきりと見えるようになったし、耳もそれくらいで聞き取れるまでに成長した。失明じゃなくて良かったと安心。


「こらフェイ!駄目でしょ床汚しちゃ!」


それ汚したの僕じゃなくて父さんですよ。昨日の夜中にそこでお菓子を食べてたじゃないですか。


「もー、ちゃんと拭いておきなさいよ」


ちらりと父さんの方を見たら顔をそらされた。解せぬ。仕方ないので雑巾を持ってきて床を拭く。


「ああ、そういえばフェイももう四歳か。性格も大人しいし、もうあれをやっても良いかもしれないな。なあフィール」


急な話題転換に聞こえないでもない。そんなに床拭きたくないのかよ。

それに何が「良いかもしれない」なのかさっぱり分からないが、母さんも「そうねぇ、ちょっと速いけど良いかもしれないわね」と父さんの考えに賛同する。


ちなみに二人のステータスはこちら。

父さん

_____________

ヴァリアント・ケイン

lv47

年齢:28

種族:人族

職業:変身士

MP 534/534

STR 134

VIT 105

DEX 168

INT 392

AGI 152

【スキル】

MP回復速度lv7

火魔法lv5

風魔法lv6

変身(黒虎)

_____________

母さん

_____________

ヴァリアント・フィール

lv52

年齢:29

種族:人族

職業:変身士

MP 612/612

STR 106

VIT 113

DEX 182

INT 438

AGI 149

【スキル】

MP回復速度lv7

水魔法lv6

風魔法lv5

変身(白鳥)

_____________

-MP回復速度lv#-

MP回復速度はそのままMPの回復速度が通常よりも速まるのみ。普段から連続してMPを消費していると身に付くスキル。

lv0の時は40秒で1回復するようになる。(スキルを所持してない)

lv1の時は30秒で1回復するようになる。

lv2の時は29秒で1回復するようになる。

.........

......

...

lv9の時は21秒で1回復するようになる。

lv10の時は20秒で1回復するようになる。

といった具合にlv1からは秒数が一秒短縮される。


-変身-

ヴァリアント家・アミクス家・フォルティス家・ミーレス家の者だけが使えるスキル。

スキルを行使すると後ろに()で記されている生物になる事ができる。


-変身(黒虎)-

黒い虎に変身でき、任意で人に戻れる。

変身時は1秒につきMPを6消費しSTR,VIT,AGIの値が3倍になり、STR+150とAGI+130の効果を得る。。

黒虎に変身中は支援魔法が聞かない代わり、スキルの効果によるステータス向上の値が重複する。(通常はスキルの効果によるステータス向上の値が重複する事はなく、一番高い効果のものがステータスに反映される)

【スキル】

威圧lv8

肉体強化lv6

縮地lv-

無音行動lv-

黒虎のプライドlv-

が使えるようになる。


-威圧lv#-

自分よりも弱い相手(例外あり)を弱らせる事ができる。強い人族や魔物のリーダー等が持っているスキルの一つ。

lv1の時は自分のlv÷10の相手を20%弱らせる。

lv2の時は自分のlv÷9の相手を20%弱らせる。

lv3の時は自分のlv÷8の相手を20%弱らせる。

.........

......

...

lv8の時は自分のlv÷3の相手を20%弱らせる。

lv9の時は自分のlv÷2の相手を20%弱らせる。

lv10の時は自分のlv÷2の相手を50%弱らせる。

lvが1上がるごとにlv÷の数字が1減る。けれど最後だけはlv÷の数字は減らず、弱らせた時の%が増える。

弱った相手は全てのステータスが20%又は50%減る。


-肉体強化-

使用するとMPを1秒につき2消費するが、STRとVITの値が1.5倍になる。

人族だと剣士、騎士が使用するスキル。


-縮地-

30mの間ならば何処でも音速を越えた速さで移動することができる。

MPを消費はしないが、使うごとにAGIの値が12時間の間30ずつ減る。


-無音行動-

自身の全ての行動において音がならなくなる。

(草を踏み荒らしても音はならない)


-黒虎のプライド-

変身中、敵からの攻撃で傷が増えるごとにSTR,VIT,AGIが上がる。(最高2倍)

黒虎の持つユニークスキルと言われている。


-変身(白鳥)-

白い大きな鳥に変身でき、任意で人に戻れる。

変身時は1秒につきMPを7消費しVIT,DEX,INTの値が3倍になり、INT+230の効果を得る。

【スキル】

飛行lv-

癒しの羽lv-

水魔法lv8

氷魔法lv8

詠唱破棄lv10

が使えるようになる。


-飛行-

空を飛べるようになる。


-癒しの羽-

味方の傷を癒す魔方陣のサークルを展開する。

広さは自身から上下半径50mであり、切断面がある程度綺麗であれば、離れた部位も両方あればくっ付ける事ができる。再生はしない。

MP消費も無く、白鳥の持つユニークスキルと言われる。


-~魔法lv#-

~を操る事のできる魔法。

lvが上がるごとに使用できる魔法と威力が増える。





とまあこんな感じだ。正直かなり強い部類だと思う。まあ強いといっても制限時間の中なら、だと思う。安定性は無いが、一発の威力には定評のある人みたいなものかな。


「なあフェイ。実はな、うちは他の生物に変身して魔物と戦う家なんだ」


「他の生物に変身...?」


知っているが、あえて知らないふり。知ってること事態がおかしいからね。四歳でこんな性格してる時点で十分おかしいけど、そこはご愛嬌だろう。


「そうだ。父さんなら黒い虎。母さんなら白い鳥に変身することができるんだ」


「すご!めっちゃ見たい!」


あ、これは本心です。みたいに決まってるだろ!?


「いいぞ!でもここじゃ狭いから訓練所にいくぞー」


「了解!」


僕と父さんと母さんは訓練所に向かう。といっても訓練所は敷地内にあるのでそう遠いわけでもない。

実はヴァリアント家は名誉貴族で広い土地に屋敷を持っている。平民と貴族の違いは姓があるか無いかだ。平民には姓がない。


「よし、じゃあ変身するか」


「そうね~」


訓練所に着いたので早速変身しようとする二人。僕は今わりとワクワクしている。

やっとファンタジーっぼい事ができるのだ。そら楽しみさ。今までは普通の日本の生活に魔力を消費する項目が増えただけで何一つ特別な事はなかった。

まあ日本でベット生活だったから普通に生活できるだけでもかなり嬉しかったけど!やっぱり魔法のある世界に来たのだから、使ってみたいじゃないか。何故かまだ魔法は全く使えないし。


「「はっ!」」


二人は何の詠唱もなしに姿を変えた。

父さんは漆黒の毛皮に覆われた2m強の虎、

母さんは純白の羽毛に覆われた2m弱の鳥に。


「どうだ?これが変身した父さん達の姿だ」


そう言うと父さんと母さんは人の姿に戻ってしまった。まあそれもそうだろう、何せ消費MPが頭おかしいのだから。


「少しの時間でごめんね、フェイ。変身すると凄く疲れるのよ」


「ううん、全然気にしてないよ!母さんは綺麗だったし、父さんはめっちゃかっこよかったよ!」


「お!お前はみる目があるなこのやろ~!」


父さんが僕の頭をわしわしと撫でる。相当嬉しかったのだろう。母さんも笑顔だった。


「それでな、今日はフェイに変身する生物を決めてほしいんだ。といっても変身できる生物はランダムにきまっちまうんだけどな」


「どういうこと?」


ランダムに決まる?変身先の一つを自分で選べないの?


「まず変身士になるにはこの玉を飲まないとなれないんだ」


そう言って父さんは一つの球体をポケットから取り出す。球体は透明で一切の曇りのないものだった。日本にあるガラス玉とそう対して変わらないだろう。大きさは直径3mmくらいだろうか。とても小さいことがわかる。


「そして変身できる生物はこの玉を飲んだ瞬間に決まる。ランダムにな」


「なるほど...」


自分で選べないんだ...少し残念な気持ちもあるけれど、なりたい生物がいたわけでもない。この事実はそこまで落ち込む事でもなかった。


「とりあえずそれ飲んでみるよ」


「飲むときに怖がったら変身できる生物がアリンコになっちゃうわよ~」


「えぇ!?」


「ふふ、嘘よ嘘よ」


こんな時にそんな冗談駄目だって...飲み込むの少し怖くなっちゃったじゃないか。てかアリンコの可能性もあるんだね...。


「よし!」


僕は勢いをつけて球体を飲み込む。すると体が底の方から熱くなり、それはどんどんと強くなっていく。


「熱い熱い!待って体これ焼けるって!」


「変身士の皆が通る道よ~頑張って耐えるのよ!ファイト!ファイト!フェ~イ!」


母さんが声援をおくってくれるも、本当に体が焼けるように熱い。ていうか焼けてるでしょ。(思考破棄)


体が熱くなりはじめてから3分が経過すると今度は急に体が寒くなった。凍えるように寒く、体が痛い。


「寒い寒い!おかしいよこれ!」


「ほらほら!がーんばれ!」


無理無理無理!


それからも三分おきに体に何かしらの異変が起きた。麻酔を射たれたように体の制御が突然しずらくなったり、幻覚が見えたりと、本当に大変な事が起きまくった。

しかしその異変の猛攻撃は急にピタリと止まり、体が癒されるような感覚を得た。


「なんか急に優しい感じに...」


「お!それは試練終了の合図だ!」


「試練だって...?」


試練?そんなの聞いてないぞ...


「あ...いやさ、試練結構厳しいからさ、先にそれを知っていると飲み込みたく無くなるだろ?教えないのは仕方のない事だったんだ。父さんを許してくれ...それで!何の生物に変身できるんだ!?」


「そうそう、試練なんて終わったのだから早く教えなさい~」


ふ...何か久しぶりにちょっとイラッときた。

まあ僕も何に変身できるのか知りたいし、さっさとステータス確認するか。

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