表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夕景  作者: うぃる
1/3

素敵な時間

 

 夕景の時、それは訪れた。


 女子高の教室の窓から覗いた景色はこれでもかというくらい綺麗な姿をしていた。

 夕日の光で普段とは違う景色。

 そんな素敵な時間。


 そして、それにも見惚れているような気がした。


「結衣、今日さーカラオケでも行かなーい?」

 中身が教科書でいっぱいなカバンを持って沙織がやってきた。


 いきなり声をかけられたので私は少し動揺しながら「え、でも来週からテストだよ。しかもカバンパンパンで勉強する気満々じゃん」


 すると沙織は「冗談だよ。でも結衣が行くって言ったら行ってたかも」

 帰りの支度を済ませながら私は「なにそれー。冗談言えるぐらいテスト余裕なの?」


 他愛もない会話をしながら教室を出ていく時に一瞬それを見つめた。


 沙織と女子トークをしながら歩いて帰る毎日。

 しかし、帰り道になんとなく思うことがある。


 夕日に照らされ見惚れていたそれだ。


 私はなぜそれに気をとられているのか気づいていた。


 だが、自分ではそれを認めるのに戸惑っている。


 もう一度彼に出会ったらどうすればいいか。


 しかしそれは突然訪れた。


 夕景という素敵な時間に。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ