惨劇の始まり・・・・
極秘の特殊任務を帯びて出撃した特殊部隊降下した先で早速アクシデントが彼らを襲う。
降下先は林の中だった
「全員状況報告・・」
「こちら高橋・・隊長のすぐ近くです。」
「こちら望月、同じくすぐ近くにいるわ」
「佐藤曹長です、少し離れいるがGPSで確認しました。合流します」
ほとんどの部下たちからの報告があり合流すると
「・・・・・・・・・・ん?一人足りないぞ」
そう言うと佐藤曹長が全員を見渡すと
「三佐、佐藤三曹がいません!!」
「確か、彼が無線機持ってたわよね?」
梨奈は言い
「やつの合流を待つ」
それから15分くらい待つが一向に高橋三曹は合流する気配がない
「やけに遅いな・・・まさか迷ったとか?」
紀之が言うも
「高橋一尉それないと思われます。我々全員にGPSが支給されているんですそれをたどればここまで来るのは容易なはずなんですが」
その頃
「ハアッ・・・・ハアッ・・ハアッ」
佐藤三曹は装備をほとんど放棄しまるでなにかから逃げるように漆黒の森を走っていた。しかし厳密には森ではなくジャングルになってることに彼は気づいていない。
「な・・・・なんで・・・・・・こんなところにあれが・・・奴がいるんだ?!?!」
もう佐藤三曹は冷静な判断など既にできなくなっていた。脇目も振らずに走る。
もうどれくらい走ったかなんてわからない・・・それくらい彼にとっても衝撃的なものだったらしい。そして彼は不意に走ることをやめ
「・・・・・夢だ・・・・・これは夢だ・・・・後ろを振り返っても何もいないきっと自分は幻を見ただけた・・・・・」
後ろを振り返った彼が最後に見たものは大きなギザギザしたのノコギリのようなものだった
「グキッ」
それは彼に噛み付くとそのまま彼を噛み砕き飲み込んだ・・・・・・
「佐藤・・・・おい佐藤!!現在地送れっ!!」
隊員同士が使うインカム無線機でいくら佐藤三曹を読んでも返答がない・・・・
「三佐きっと佐藤は後で合流しますよ・・きっと道に迷ってるんでしょうGPSがイカレタかなんかでしょう」
俺達はその後裏門まで移動し
「よし第一チェックポイントだ、銃に弾倉装填、そしてここのガードを始末したらすぐに内部に侵入し望月一尉は制御室でシステムをハッキングし解除、護衛に斎藤二曹と佐崎三曹を付ける」
二人共頼むぞ
「了解三佐!!」
俺達は詰所のゲートを蹴飛ばすように開け中になだれ込むが・・・ガードは誰ひとりとしておらず辺りには無数の薬莢が転がっていた。そして合金製のフェンスが破られているのを目にし
「佐藤曹長の怪力ならできますかね」
紀之がぼそっと言うが
「一尉・・・後で個人的にお話が・・・」
後ろで二人が言い合っているが俺は地面に落ちてる薬莢を拾うと
「まだあったかい・・・・」
薬莢がまだ熱を持ってるという事は発砲してからそう時間が経過していないということである。他の薬莢を調べていると
「三佐、少し周りを見てみたけれど電源が一部落ちています、あとガードの連中が一方的に殺されているみたいです。」
梨奈が俺に報告し
「分かった、予定通り制御室に向かってくれ、」
「了解、セキュリティーが解除できたら報告するわ」
「頼む」
梨奈は斎藤二曹と佐崎三曹を伴って施設へと入っていった。
「残りは周囲を調べてみてくれ・・ったく一体なにが起きているんだ?」
俺も状況は飲み込めなかった。降下後部下が一名行方不明そして施設はまるで嘘みたいに静か・・・・まるで俺たち以外に何もいないかのように。・・・・・
今回は早速一人死にました・・・・これから何人死んじまうことらや・・