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地獄への空挺降下

今回の作戦に情報士官として同行するのはなんと梨奈だった。彼女の口からこの作戦の表と裏が語られる。

装備を整え俺達は滑走路へと集合していた。今回作戦に当たる人員は9~10名弱の小隊。のはずだった。そこに木村一佐ともう一人が来た

「二条、すまない海軍情報部からでチームに彼女を加えてくれと現地で役に立つとのことだ」

木村一佐が言い

「彼女?!」

俺は首をかしげると

「二条三佐、今回作戦に急遽加わることになりました二条梨奈一等海尉です。」

あろう事か梨奈が作戦に急遽加わることになったのだ。

「おい!木村これはどういうことだ?!」

「まぁ、お前の言いたいことは分かるだが彼女は戦闘スキルはお前譲り、それにコンピューターや電子装備絡みには抜群に強いそれに二条一尉を除くと情報部ではこの作戦に割ける人員がほとんどいない彼女を除くメンバーはほとんど別件の作戦に出払ってる。」

そこまで木村に言われ

「分かった、俺を含め何人かで警護には当たる。」

そう言って頭を抱えると

「二条三佐の奥様じゃないですか結婚式以来ですかね」

紀之が言い周りも

「三佐の奥様が情報部士官として作戦に参加するんですか?!」

など反応する。

彼女を含めて今回の作戦は以下のように変更となった。

現場作戦指揮官 二条優樹 三等海佐

現場作戦副指揮官 高橋紀之 一等海尉

海軍情報部付き現場情報官 二条梨奈 一等海尉 ※上記二名の作戦実行士官にもしもの事があった場合は上記二名の代行とし作戦の指揮をとる。

現場指揮補佐 佐藤次郎 海曹長

現場作戦実行隊員 井上雄輔 一等海曹(小銃手、グレネーダー)

現場作戦実行隊員 斎藤裕二 二等海曹(軽機関銃手)

現場作戦実行隊員 佐藤受理 三等海曹(無線手)

現場作戦実行隊員 佐崎誠  三等海曹(小銃手、グレネーダー)

現場作戦実行隊員 山田優  三等海曹(軽機関銃手)

現場作戦実行隊員 浅間純  二等海曹スナイパー

現場作戦実行隊員 伊藤信介 三等海曹(衛生兵)

作戦実行士官2名 情報士官1名 士官計3名

以下上級下士官1名 以下下士官7名

の10名+1名の小隊で今回の任務に当たることになった。滑走路に着陸してある輸送機に装備を詰んだ隊員たちが次々に乗り込んでいく。

「本当にいいのか?」

梨奈に言うと

「いいもなにも私も上の命令でこの作戦に参加するように命令されたの」

梨奈はそう言うと輸送機の中に入っていく。俺も中には入り木村一佐も機内に来ると

「みんな!無事に帰ってこい!!!!武器を構えろ!!警戒を怠るな!!帰還後一杯やろう!」

そういい木村一佐は輸送機から出ていった。

「皆、目標までは少し時間がかかる少し機内になるが休んでおけ、おっと、まだ銃器に弾を装填するなよ。」

など言っていると

「三佐、離陸します!!」

パイロットがいい

輸送機はボルジア共和国、アイザス島に向けて飛び立って行った。

「二条・・無事に帰れよ・・・・」

滑走路先を輸送機が見えなくなるまで見送る木村一佐の姿があった。

基地から飛び立ち、数時間が経過し部下や紀之も機内で仮眠を取っていた

「二条三佐少しよろしいですか?」

梨奈が珍しく他人行儀で話しかけてくる。こう言う時は必ず何かある。

「曹長すまないが全員起こしてくれ」

佐藤曹長は全員をたたき起こし

「三佐、全員起こしました。」

「それで、望月一尉言いたいこととは?」

梨奈に聞くと

「まずはじめにこの任務は表と裏がある情報部のトップから現場に話しておきなさいと言われていたから話すけど表向きは奪還作戦でも実態はその博士の研究資料とデータの入手・・いえ奪取というのが本当の任務というべきかしら。そのため戦闘のプロとも言えるSBU海軍特殊部隊を表向きは奪還作戦と言うカバーストーリーで・・」

梨奈が言う所で

「なるほどな、政府の連中はどうしてもそのデータと研究資料が喉から手が出るほど欲しいという訳だ。流石民主党汚い事にかけては日本一だな」

「そこで、情報部と日本NSCからもし任務の遂行が何らかの理由で困難になった場合任務を放棄、脱出してもいいとうちのトップが言っていたわ。既にカバー用のストーリも準備済と、なんせ特殊部隊を動かす以上被害は最小限で済ませたいって」

梨奈は俺たちを見回していい

「つまり、今回は情報部やNSCは完全にこっちの味方ってわけだ」

そうこう言っていると

「三佐、現場空域到着、降下3分前機内減圧開始!!」

酸素マスクを次々に装着し

{装備をチェック!!}

ハンドサインを出し

全員の確認が終わりそして畳み込んだ空挺降下用パラシュートを全員が確認

{後部ハッチへ移動!!}

合図を出し全員が並び

「ハッチ開きます!!」

アナウンスのうちハッチが開く

「ブルーライトを待て」

後ろの部下たちにいい待つと

「ビーーーーー」

ライトがレッドからブルーに変わり

「行くぞ!!ゴーゴー」

俺達は夜空にダイブしていくのだった。この先に圧倒的絶望が待っていると誰も知る由もない・・・・・・・・

今回は出撃から空挺降下潜入までを書きました。

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