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登場人物の紹介 その四

カズマの従妹登場。


前半は

映画 〇ルマゲドン

エア〇スミスの主題歌をイメージ


後半は

未来から来た、某猫型ロボットの効果音をイメージ



ミウ (藤代・美雨)14歳 中学生 

「アダマス」 ギルド・メンバー

【種族】      ヒューマン → 神族

【Lv】       999+Overオーバー

【称号】      魔法少女(自称) 覇城の鉄槌

【ジョブ】

  ・メインジョブ 魔法戦士(自称) 魔術士 → 重戦士

  ・サブジョブ  魔道賢者

          魔機技師

【ポジション】   前衛攻撃

【主要武器】    マジカル☆スティック(?)

          マジカル★ハンマー(?)

【属性】      光・闇属性

【主要スキル】   慣性質量操作 限界突破 HP自動回復 


【本人の一言】

 宇宙人は何処にいるの?




ある日[ワールド]内 火星衛星軌道 JPL所属航宙船[FRONTIER]内のひとこま。


JPL[Jet Propulsion Laboratory] ジェット推進研究所 

 NASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所

 カリフォルニア工科大学の研究機関のひとつ。


 JPLの若い研究者達は万感の思いを込めて、その赤い惑星を眺めていた・・・

 現実では無いと理解している。

 それでも。 

 それだからこそ、現実リアルでは、どんなに願っても、決して直接見ることが適わない赤い大地を、間近に見ている。


 永かった・・・


 この航海も、もう直ぐ終わる・・・・


 眼を瞑れば、今までの事が、昨日の事のように思い出すことが出来る・・

 最初は遊びのつもりだった・・

 何時頃からだろうか?

 これほど真剣にのめりこむ様になったのは・・・

 VRMMO[ワールド]初の有人火星到達。

 所詮、現実ではないし、魔法など存在する世界でそれに何の意味があった・・・

 だが! これは決して無駄な事ではなかった・・・

 実際の研究でも、多くの異なった発想が生まれた。

 多くの協力者の助言もあった・・

 理解ある先輩達の協力もあった・・

 数多くの失敗もあった・・


 そして!

 我々はこの世界で、最初にあの赤い大地に立つ!

 [ワールド]初の称号[赫星の征服者]得る為に!

 ?

 何を騒いでいる?

 北極に!

 何だあれは?

 運営の悪戯か?

 文字なのか?


 火星の北極、氷の大地に図太い何かで、おそらく光線で削り取られた後があった。

 軌道上からでも観えるそれは。

 彼らの中に日本語を読める者は一人でもいたなら、この様に読む事が出来ただろう。


<うぇるかむ あなたがたがいちばんです ばい あだます>と・・・・



同日[ワールド]内 「アダマス」ギルド本部 談話室での会話


「なぁミウ。」


「なぁに。 カズ兄?」


「そう言えば、何で火星に着陸しなかったんだ?」

「赫星の征服者の称号貰えたのに?」


「だぁて~。 機動上の観測で火星人が居なかったんだもん!」

「少しは期待していたのに・・・」


「そっか・・・」


 「アダマス」のギルド・メンバー ミウ。

 JPL所属航宙船[FRONTIER]火星到着の一年以上前に単独で火星に到着。

 移動時間は[ワールド]内時間で往復約5時間。



2年前ある日[ワールド]内 公式闘技場「コロシアム №23」第5公式戦でのひとこま

『キュイーーーーーーーーン』

「おっ、お嬢ちゃん! もっ もう一度いってくれないか・・・」


 公式闘技場「コロシアム」 プレイヤー同士が腕試しする事が出来る、運営が管理する戦場。

 大きさも直径50mの決闘場から、中規模の戦闘が出来るフィールド型まで選択でき、EXPやドロップアイテムを得ることが出来ないが、プレイヤーは様々な戦闘を体験できる。


「これ(武器)の名前のこと?」

「ああ・・・・」

「マジカル☆スティック!」

 ミウ、満面の笑み!

 対戦者パーティー、絶句。

 観客、唖然。

 確かに、ピンクを基本として、金や銀など明るい色で統一され、宝石やリボン、ハートと星型のレリーフで装飾されたそれは、デパートの玩具売り場で良く見る女の子のおもちゃのそれである。

 そこまでは良い!(あんまり良くないが許容範囲である)

 だが、しかし! 女の子のおもちゃに表面を亜音速で回転するチェーンソーの様な機能は存在しないし!

 チェーンソーの刃からは金色の炎は吹き出ない!

 ましてや! 全長が3m以上もある女の子のおもちゃは存在しないと断言できる!(注 男の子のおもちゃでもそんな物は無いね)

 あえて、対戦者と観客の統一見解を代弁すれば、その武器は魔改造された鬼の金棒である!

 話題休閑。

「ちょっと! 待ってくれ!」

「別に。 急いでないけど?」

「頼むから! 待ってくれ!」

 対戦者パーティーのリーダー、必死の説得を開始。

 小休止、対戦一時中断。

 対戦者パーティーと観客の一致団結した、詭弁と打算と掛金と身の保全の為、誠心誠意に説得。

「う~ん。 しょうがないな、一度だけだよ」

 ミウ、武器の交換を承諾。

 万雷の拍手! 万歳三唱!

 対戦者パーティーと観客の気持ちは一つになった!

 感動的な場面である!

 ミウは、マジカル☆スティック(魔改造された鬼の金棒)をアイテムボックスに収納し。

「マジカル★ハンマー!」

『・・・・・・』

 それは、マジカル☆スティックと同じデザインだ(製作者は同じらしい)。

 それは確かにハンマーだったヘッドの打撃面が直径が5mもなければ、柄部の部分が10mも無ければ・・・

 コンセプトは同じらしい・・・

 ヘッドの打撃面で凶悪な刃の付いた複数の円盤が高速で回転している・・・

 あえて、表現するならばそのハンマーは「シールドマシン」・・・・

「じゃぁー! いくよー!」

 対戦者パーティーは時間凍結中。

 観客も時間凍結中。

「マジカル★スタンプ!」

 対戦者パーティーと観客は心の奥底で突っ込んだ!

『違う! その技は、その様な可愛い名前の技じゃない!!』

 技のエフェクトは非常に綺麗だった・・・


≪運営からのお知らせ 公式闘技場「コロシアム №23」は修復の為 10日間使用を停止します≫

≪「コロシアム №23」で予定されていた戦闘は以下の闘技場に割り振らせていただきます≫

≪ユーザーの皆様には ご迷惑をお掛けしますが これからも[ワールド]の世界お楽しみください≫


藤代・美雨 12歳のひとこま




「一回、やったみたかったんだ!」


次は話は「殲滅」

3日以内に更新予定です。

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