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登場人物の紹介 その三

外国人登場。


残念美人かな?

エレェリア (アリシア・T・サイン)19歳 大学生(留学生) 

「アダマス」 ギルド・メンバー

【種族】      ヒューマン → 神族

【Lv】       999+Overオーバー

【称号】      Fleet of heavenly(天上の艦隊)

【ジョブ】

  ・メインジョブ 召喚士

  ・サブジョブ  造船家

          ぬいぐるみ職人

【ポジション】   広範囲支援

【主要武器】    百の大剣

【属性】      水・火・風属性

【主要スキル】   多重操演 限界突破 


【知人からの一言】

 黙っていれば「歩くパリコレ」口を開けば「ただのオタク」



日本都内某高級ホテルでのひとこま


合コンとは?

 合同コンパの略、仲間と親睦を深めるために行う飲み会のこと。

 主に日本の学生や若者の使う俗語である。


 彼は憂鬱であった。

 地方たら上京し、大学に通う学生である。 高校卒業時、彼の父親が交通事故に遭い二年ほど入院していた。

 その間、アルバイトをしながら家の仕事を手伝い、家族を支えたのだ。

 21才の時、自分を大学に行かせてくれた両親には感謝のしようがない。

 彼は今時、珍しい苦学生である。


 今回は、人数が合わないと言う理由で。

 急遽、数合わせとして呼ばれた。

 偶には悪くないといった少し浮ついた気持ちで応じた。

 彼女を見るまでは・・・・


「なぁー。 何で彼女がいるんだ?」

「相手の人選なんか分かるかよ」

「それでも、彼女は無いんじゃないか?」

「う~ん・・・ 確かにな・・・」

 ここにいる全員が一度は彼女をナンパしたことがあったのだ。

 一人を除いて。

「誰が相手するんだ?」

「決まっているだろ! あれの相手できるのカズマかチヒロしか居ないだろ・・・」

「カズマは?」

「フッ。 この会場、誰が手配したと思っている」

「・・・」

「・・・」

「売ったのか・・・」

「フッ! カズマを招待しないと条件付けたら、喜んで手配してくれたぞ」

 友人の貞操の無事を祈ろう。

「と、なると・・・」

「残るは・・・」


 労せず全員の視線が一点に集中した。

「・・・」

「・・・」

 凄まじい、無言の圧力。

「俺か?」

 全員の無言の肯定。

「だって! お前ら仲いいんだろ!」

「そうそう!」

「ほら! なんとかってゲームで一緒に遊んでいるて言ってただろ?」

「と言う訳で! 頼む!」

「「「「異議なし!」」」」

「・・・・・・」

 俺の意思は何処に行った。



「はぁ~」

 ため息と共、気力も尽きた様な気がする。

 周囲を見て、彼女を探す。 探すまでも無く直ぐに見つかった。

 彼女の、外見は悪くない。 寧ろ凄まじく良い。大学で「歩くパリコレ」と言うあだ名は伊達ではない。 

 白金髪の髪。

 透き通った碧眼。

 抜群のスタイル。

 服装のセンスも悪くない。

 性格も悪くない、いや寧ろ良すぎるくらいだ。

 あれさえなければ・・・・


 彼女もこちらを見付けたようだ。

「こっち(リアル)で合うなんテ、久しぶりだネ!」

「ああ、そうだな。」

 周りを見回して、開いてる席を探しながら。

「ここじゃ、邪魔だから 座らないか」

「そうだネ。 アッ! ワタシ、飲み物持って来るネ」

「了解。 席確保しとくよ」

「は~い!」

 本当に良い子なんだけどな・・・


 誰もいない、ソファーに落ち着いき。

「ネェ!」

 彼女は非常に嬉しそうにしながら、おもむろに自分のバッグから一冊の雑誌を持ち出し。


「原子力空母のアングルデッキのこの角度! すごく良いと思わなイ!」


「・・・・・」


 カミサマ。 俺に、どうこたえろと・・・・





ある日[異世界] 「アダマス」経営食堂 休憩時間での会話


落ち着いた雰囲気の中、カズマとチヒロは食後のコーヒーを飲みながら、何気ない会話をしていた。

「なぁ~ カズ。」

「うーん・・・」

 チヒロが、窓際で何か細かい作業をしているエレェリアを見ながら。

「エレェ。 今日はなに作っているんだ?」

 彼の問いに対して、チラッとエレェリアを見て、再びカップに口をつけながら。

「さっき、今日は「アレン何とか」というイージス艦作るって言っていたぞ」

「ふぅ~・・・・」

 ふと、何気ない疑問が口に出る。

「なぁ。 今更だが、何で彼女あんなに大量に、ぬいぐるみを作っているんだ?」

 なんでもないといった口調で

「夜、眠る為に必要なんだと」

「? 軍艦だぞ?」

「軍艦だな」

「「・・・・」」(エレェリアの方を見る)


 なにやら、楽しそうな笑い声? 呟きが漏れていた。

「フッフッフッフッフッ・・・」

「今日はどの子にしようかな♪ ユキカゼちゃん♪ エンプラちゃんもいいな♪」


「「・・・・」」

 短い沈黙のあと。

「さて! 俺は、そろそろ牧場の様子を見てくるよ」

「おう! 俺も今日は作業場に篭るよ」

 彼らは。 懸命にも、見なかった事にしたらしい。






「フッフッフッフッフッ」



彼女のSNPCの名前は

「やまと」と「むさし」と言うらしい・・・

「殲滅」で活躍予定です。


チヒロは「登場人物の紹介 その六」で紹介します。

ギルド内の常識人ですが・・・

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