登場人物の紹介 その二
ヒロイン登場!
ヘカトンケイルの視点を追加しました。
サクラ (高野・さくら)21歳 大学生
「アダマス」サブ・マスター
【種族】 ヒューマン → 神族
【Lv】 999+Over
【称号】 慈愛の聖女
【ジョブ】
・メインジョブ 巫女 → 癒し手
・サブジョブ 料理人
狂戦士(?)
【ポジション】 後衛(?)
【主要武器】 ひよこ(?)
【属性】 無属性
【主要スキル】 神の代理人 限界突破 MP自動回復
【リアル・スペック】
長所 才色兼備
短所 ひnnn n・・
<作者 蘇生中の為 しばらくお待ちください>
ABCDEFGHIJKLMNOPQR[S]
-S- 25%
ABCDEFG[H]
-SH- 50%
ABCDEFGHI[J]
-SHJ- error
ABCDEFGH[I]
-SHI- 75%
ABCDEFGHIJKLM[N]
-SHIN- complete
<作者 蘇生完了 大変お待たせいたしました>
<ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます>
ある日[ワールド]内 「アダマス」ギルド本部 工作室でのひとこま
工作室の比較的大きな扉が勢いよく開かれ。
「カズマ! ミウちゃん! 私の専用武器できたって、エレェに聞いてきたんだっけど?」
「うん。 今、調整中だよ。 カズ兄、その装甲板取って」
「? これか?」
「そう、それ」
「チョッとここ押えてて」
「こうか?」
「うん。 ありがと!」
二人は手を止める事無く、細々とした作業をしていく。
その様子を眺めながら、サクラは自分の武器の全体を眺め見て。
「随分、大きいのね?」
「そうか? サクラの要望に応えていくと、大体この大きさになるぞ?」
「デザインはエレェ姉にお願いししたけどね」
「ふ~ん」
「よし! 完成!」
「うん。 出来た!」
「チョッと持ってみていい?」
「おう! でも、ここじゃあまり振り回すなよ」
「判っている」
作業台の上の武器を恐る恐る手に取り、周りに気をつけながら、慎重に距離を取り軽く振り回してみる。
手を止めて少し武器の全体の眺めてみる。
全体が銀色の光を放ち、所々の盾形の装甲には金の装飾が施され、先端の鈍器は鈍い光を放っていた。
「意外と軽いのね・・・・」
「慣性制御の術式を刻んでいるからね、止まっている時よりも動いている時の方が軽く感じるはずだ」
「ふぅー。 接近戦は鈍器で叩けばいいけど、遠距離攻撃はどうするの?」
「手元の引き金を引けば弾がでる。 今、引くなよ!」
「おっと!」
「弾種は無属性の魔法攻撃扱い。 一応、障壁貫通と負担軽減を付けたけど、弾数はMP依存だから気をつけてね」
「O.K! 威力は?」
机の上のメモを捲り見ながら。
「え~とね。 エレェ姉が言うには、まいふん1,800ぱつで、威力は100%で撃った場合、やまと?のしゅほう?並みだって。 判る?」
「なんとなく?」
双方、微妙に首をかしげながら、微妙な受け答えをしていた。
「名前は何て言うの?」
「エレェ姉は『あヴぇんじゃー(仮)』て言っていた」
「アヴェンジャー? 物騒な名前ね」
「エレェ姉いわく、『機関砲といえばこれだろう!』と? 仮称だから名前変える?」
「そうね。・・・じゃぁ、『ひよこ』で」
「『ひ・よ・こ』と! 本登録完了!」
カズマは小一時間ほど問い詰めたい気分になりながら、懸命にも黙っていた。
サクラとミウの会話を小耳にはさみながら、目元を解しエレェの講釈の内容を回想していた。
アヴェンジャー
GAU-8 AVENGER
口径 30 mm
銃身長 2.299 m
使用弾薬 30 × 173 mm
装弾数 1,350発
全長 6.40 m
重量 281 kg(銃本体)
発射速度 毎分3,900発
銃口初速 1,067 m/s
有効射程 1,220 m
航空機搭載機関砲のなかで最大、最重そして攻撃力の点で最強を誇る、対戦車砲。
断じて、生身の人間が振り回すものではない。
「砲身で打っ叩いて大丈夫? 曲がらない?」
「アダマンタイトだよ。 魔法で強化してるし、自己修復の術式も刻んだから滅多なことでは壊れないよ」
砲身は鈍器ではありません。(注 鈍器と装甲盾を取り付けたのはカズマです)
「う~ん。 撃つ方向、気を付けないと味方を巻き込むわね」
「10発位なら平気だけど、100発位喰らうと障壁貫通するかも」
大抵のユーザーは1発で欠片も残りません。
「ふぅ~ん、そうすると普段はセーブして使った方が良いみたいね?」
「うん。その方がいいと思う」
この会話の三日後、「連邦軍」とのギルド間戦争で「ひよこ」は猛威を振るう事となった。
ある日[異世界] 「アダマス」経営牧場の昼過ぎのひとこま
木製の質素で頑丈だけが取り柄のドアがゆっくりと開いた
「ただいま~」
「おかえり」
「お帰りなさいませ」
「おかえり! 村長なんだって?」
「うん・・ それがね、山ひとつ向こうで五十頭百手の巨人が出たんだって」
五十頭百手の巨人、 討伐には大隊クラスの編成が必要になるSSクラスのモンスター。本来は王国の騎士団が出張ってくる事態である、断じて個人に相談する事ではない。
「それで?」
「うん。 それで村長が何とかできないかて? 相談された」
「ふ~ん。 サクラが行ってくるのか?」
「う~ん・・ 晩御飯の支度が無ければ行くんだけど・・・」
「サクラ様、私が行った来ましょうか?」
「いいよ! たまには『ひよこ』も使いたいし。 代わりに晩御飯の用意お願いしてもいいかな?」
「わかりました」
「じゃぁー 部屋で準備して行ってくるね」
「あっ サクラ!」
「なに?」
「手加減しろよ。 ゲームと違ってオートでドロップしないから、討伐部位持って帰らないと討伐した証拠にならないぞ」
「判っているよ」
「まったく! SSクラスが何であんなに弱いのよ!」
「何で私が! 4回もミンチを蘇生させないといけないのよ!」
「ヘカトンケイルなら根性みせろ! 伊達に腕が沢山あるわけじゃないだろ!」
ある日[異世界] ヘカトンケイルの視点
我に何が起きた?
ここはどこだ?
否、場所は覚えている。
遠くに観える、山の稜線に変化は無い。
人間の住む場所に向かっている途中だ。
太陽が若干動いている、少し時が過ぎたようだ。
だが。
我は、それを覚えていない。
一直線に続くこの道は何時出来た?
我の前後に在った木々は何時消えた?
?
道の途中にいるのは・・・ 人間のメスか?
銀色の柱に手を突いて何をしている?
否! 柱ではない! メスの手にある?
脆弱な人間のメスが何故あのような物体を振り回せる?
先端をこちらに向けて何をする?
我に何が起きた?
太陽がまた少し動いている?
我に、その間の記憶が無い?
何故だ!
?
先ほどの人間のメス。
何時、近づいてきた?
銀色の柱を構えた!
笑止! 脆弱な人間の、その中で更に弱きメスが!
我と、闘おうというのか!
土煙?
消えた?
我に何が起きた?
又、少し時が過ぎたようだ?
我は、何故、坂の下にいる?
否、坂で無い。
巨大なすり鉢状の地面の底だ!
何故? この様なモノが出来た?
我の、全力の魔術を使えば、確かに同じ規模の現象起こすことができる。
我は、無意識に行使したのか?
わが身に、異常は無い?
?
人間のメス?
我を、見下ろしている。
何をするつもりだ?
!
右からの衝撃!
右腕! 全て! 吹き飛ぶ!
人間のメス!
速い!
!
いかん! 瓦礫! 足元が!
体勢を! 崩れる!
?
人間のメス?
何故? 驚愕?
我は、理解した・・・
我に何が起きていたのかを・・・
脆弱な人間の、更に弱きメスが・・・
我に・・・
我に! 全く触れずに!
我を! 解体するなど!
メスが銀色の柱を、振るう毎に!
その衝撃で!
我の手が! 我の足が!
我自身すら! 中に放り出されるなど!
我は!
この人間のメスに!
四度も倒さ
ヘカトンケイルの討伐部位 獲得。
村長の家からの帰り道
「あっ!」
「氷付けにして包丁で解体すれば良かったんだぁ~・・・・」
作者は一回、ミンチになりました。
ヒロインの武器が普通と誰が決めた。
ヘカトンケイル討伐説明
一回目 遠距離 出力20%射撃 討伐部位消滅 失敗 蘇生
ため息
二回目 近距離 出力10%射撃 討伐部位消滅 失敗 蘇生
学習 遠距離はダメだ
三回目 近接攻撃 振り下ろし ゲル状の何か 失敗 蘇生
少し泣きが入る
四回目 近接攻撃 端から少しづつ削る あっ 失敗 蘇生
黄昏る
目が据わる
五回目 近接攻撃 攻撃を当てない 衝撃波で甚振る 成功
帰還
サクラの実力だと蘇生のリスクはありません MPが減る程度です。
24時間以内であれば、肉片から蘇生可能です。
ヘカトンケイルの体調は蘇生前より逆に良くなっています。