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国のつくりかた 前哨

とりあえずあれこれ


短めです

 エルタス村の白亜の宮殿の地下にある地下迷宮もとい地下都市、なんでそんな物あるんだと言った突っ込みは脇に置いといて、カズマとイサベラは自動防衛機構のある廊下を歩いていた。

 自動防衛機構、そんな物必要無いだろうと言う意見ももっともである。

 ま~なんだ~、誰とは言わないが全部、趣味の世界である、この連中なら秘密基地が好きな奴が一人でもいれば出来ちゃうのだ。

 閑話休題


「間違い無いのか?」

 カズマは早歩きで廊下を歩きながら、一歩後ろを歩くイサベラにもう一度、確認を取る。

「はい。 衛星による監視とUAVによる偵察で確定です。 イースオーリ王国、王都イザイアに軍隊の動員かけられています」

 彼の質問に対してウインドウを操作しながら必要な情報を抜き出していく。

「目的は・・・」

「間違いなくエルタス村というより、私達・・と推定されます」

「・・・・。 頭が悪いな・・・・」

「はい」


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 トライト教官は暗澹たる思いで目の前で準備される軍勢を眺めていた。

 ひと月前の作戦の後、彼は前線の騎士団から騎士見習いの教官に抜擢された、給料・待遇の面では栄転であるが、事実上の左遷である。

 彼は正騎士にもならない少年を戦場に送り込むのは、正常な政治の産物とは思えなかった、何時からだろうか王国が間違った方向に進みだしたのは・・・・

「此方でしたか中隊長、いえ教官・・・」

 彼に付き合って左遷されてきた副官が彼に声を掛けた、トライトは少し可笑しくなった、わざわざ将来を棒に振って彼に付き合う物好きがいた事に。

「貴官まで、私に付き合う必要は無かったんではないかね、ルディル教官・・

 彼の後ろに立ったルディル元副官は肩を竦めなながら苦笑し。

「私は生き残って、此方に配属されて運が良いと思っていますよ」

「ほう」

「あんなのに二度も会いに行くなんてごめんです。 あんな化け物には」

 “あんな化け物”

 トライトは本能的に理解していた強さの次元が違う事に、空中に何も使わずに浮き、重武装の中型飛空船を一瞬で消した、少女の姿をした魔人・・

 トライトは少し悲しくなった。

「この国が余計な欲を出さなければ、あるいは・・・」

「あるいは?」

「いや、なんでもない」

「そうですか・・・」


 イースオーリ王国の軍が北方に進軍を開始した時、トライトとルディルは揃って騎士を退官する事となる。

 王国の公式文章には

 ≪異界より現れた魔人を討伐するために軍を発する≫ とだけ記された。


 イースオーリ王国の衰退と新しい国エルタスの成立、その最初の一ページが歴史に刻まれた瞬間である。


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 エルタスの村長ギルダーは理由が判らなかった、王国の特使が来たと思ったら国王からの書状を置いてさっさと帰っていたのだ。

 しかもその書状には、エルタス村は王国の領土ではないと明記されている、村長は頭を抱え、今日、何度目かになる呟きがもれた。

「一体、どう言うことだこれは?」

 村長どころか村の誰も解らないだろう、国王がアダマスが莫大な財産を所有していると思い込み、自分の臣民ではないから、全て略奪して我が物にしようと考えたなどとは。

「とりあえず、村の主だった者を集めて相談しなければ」


 エルタス村のギルダー、後に彼の息子が新しい国を起こす事となる。


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 森の中の広場に燦々と降り注ぐ日光、もしもいきなりこの場所に連れて来れれた人いたら、この場所が地下だと誰も信じないだろう。

 広場の真ん中にはドーナッツの様に真ん中が開いた円卓が支えも無く宙に浮き、それを囲むように六つ椅子が漂っていた。

 六つの椅子に6人の超越者と傍に寄り添う12人の従者。

 六人の前にメイドがお茶を出していく。

「何時、あんな綺麗なメイド造ったんだ?」

「この頃、暇だったからね。 管理用に200位造っておいたの」

 雇ったではなく造ったと表現し、何でもない風にそれに返事を返す者。


「さて、王国の動きをどうするか。 弾くのは簡単だ、それ以外の方法はあるかな?」

「戦争にもならないね。 相手が弱すぎる」

「弱い者いじめは好きではないんでス」

「動員されている兵の大半は農民ですね」

「ますます皆殺しは不味いですね。 生き返らせるのもめんどくさい」

「なら・・・・」

「それ!・・・」

「いいね!」

「じゃあ、それで」


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 イースオーリ王国の国王は上機嫌だった、税収が年々減る中思いもよらない収入があるからだ、その為の出兵経費など微々たる物に思えてならなかった。

「ふっふふふふふ・・・・」

 国王はまだ気付いていなかった、何もかもあっという間に失うことに。


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イースオーリ王国との戦争がどの時点で開戦とするのか後世の歴史家の間で意見が分かれる。

 エルタスに王国の特使が来た時か、王国が軍を招集した時か、軍が王都を出発した時か、しかし終戦の時は多くの歴史家が一致した見解を示している。


≪イースオーリ王国の王都イザイアの消失を持って終戦とする≫



ちなみにメイドは自動人形です、Lv300位かな・・・


衛星とかUAVは片手間で作成、実際は情報集めるのめんどくさいから造ったのよ、もっともそれ以外の機能も・・・・

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