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KUMONに思うこと①

私の母が40年近く公文教室をしていたことと、長い年月ではないですが、度重なる転勤生活の中で我が子が在籍や見学体験、また採点スタッフやそれ以上のアルバイトも複数の教室でしており、中に入ったことのある公文教室が20程あること、そしてその他の塾やいろんなお教室やこれまでの経験を経ての個人的な意見です。



まず国語。

公文の国語、教材がとても良いと思います!


一番の理由は

プリントでたくさんの良書の一部を読む点です。

余力があればぜひ、その本自体を図書館で借りるなどしてプリントやった後などに、見えるところにおいておけば、喜んで読む可能性大!

公文の推薦図書はジャンルも色々あるしレベルごとの良本集めてますよね。


そしてよく言われるように、

・読解力がつきます。

読書の量と質=その人知性と私は思うのですが、

そういう面で、

・読書好きの子であっても自らは手に取らないジャンルの本や古典までも、教材で読んで読解、要約、論説などする点。

さらには興味持ってその様々ジャンルの本をそれぞれ読破できたら素晴らしいですよね。

・文法が学校ではなかなか身につかないですが、公文でしっかり習得できます。

・要約や論説の訓練もたくさんあるので、大学受験での小論文などにも強くなります。

・「ちょっと嫌なこと、しんどいことも、がんばる→ちょっとがんばればできる」「すぐに投げ出さない」という部分をすごく伸ばすと思います。

・自宅学習でなく先生がいる点!これは大きいですよね。




「小学生以下の貴重な時間をプリント学習に多く費やすのがもったいない!」という信念に基づく私の個人的な考えですが、個人的には、

公文の国語は、

①繰り返し(復習)は1回以下

②年齢にもよりますが、一度にやる量は数枚以下or数分〜15分程度で終わる程度

③わからない&間違えた問題は、すぐ正解に直せる場合はそれで良いけど、何度も何度も自力でできるまで訂正させるのは× 答えを見ながら正しい答えを書写す


のように、

プリント枚数をやりすぎない方がいいと思います。

無駄にたくさんのプリントをやるよりその時間で外遊びした方が確実に良いです。



学研やECCなどフランチャイズの習い事などは全般的に指導者によってかなり差がありますが、

公文はさらにその差が大きいとと思います。先生の勉強会や研究会がたくさんあって、いろんな方針や進め方があります、その勉強会や研究会への参加はほぼ任意です。そして指導者の性格資質力量、アシスタントへの教育や使い方など、

本当に公文の良さ悪さはお教室によって違います。



そのお教室による差、

月謝の額、

モリモリプリントをさせることを良しとする傾向の指導者も多い、

これが公文の残念点です。



公文プリントをもりもりやるのが合ってすごく伸びる子ももちろん多数いるけど、そうでない子も多いし、公文の弊害出るような場合もあったり、色々と先生によるところも大きく、進度の進め方や復習などのちょうど良くするの裁量はほんと難しいなぁと思います。


お教室に行った時だけのプリント学習&読書のために、公文してますーという方がいらっしゃって、

このくらいの距離感が公文の利用方法としては、本当に理想的だと思うのです。


けして安くない会費なので、休ませたり、プリント減らす、というのは親としてはしにくいところですが、プリントたくさんやってると安心する、うれしい、という気持ちは×と思います。



以下、私にご相談頂いた方への回答です

小1のお嬢さま、1時間もプリントに向かってられるなんて、とっても偉いです!おりこうさんですね。

その状況だと、逃げたりプリントぐちゃぐちゃにしたりしないだけで、十分頑張ってる。

B1で5枚1時間がよくあるなら、進度が合ってない可能性があります。

お教室ではできる、とかかな?

家では~と先生に伝えてみたらどうでしょう?

お子さんが書くのが好きでなさそうなら、まずは「書く」を楽しくたくさんやるとよいですよ。

塗り絵や迷路などを、5分だけやっていいよ、などと言って楽しみとして、

短時間で無心でガリガリ鉛筆(くれよん等でも)を動かすような訓練が出来ていると、プリント学習がはかどるようになります。


①の理由は、

答えを覚えてしまう、読み飛ばす、に加え、やらされ感が増すことでプリント(→学習すること)が嫌になる、飽きる、雑になる、などいわゆる「公文の弊害」が出やすくなります。

例えばD1の修了テストのあと必要に応じてD1の1~200の中の適切な部分の復習などは良いと思うのですが、短期間で2回以上同じところをやるのは、必要な子と不要な子にわかれ、3回4回ずつの復習が効果的な場合もあります。不要な場合も多いと思います。


②の理由は

私は年齢によらず1回の量=5枚1セットが基本となってるのが、公文のダメ部分の一つだと思うんですよね。

5枚に30分1時間かかる小さいお子さんしばしばいらっしゃいます。

高校内容などはそれくらいのこともありますが、

公文には「標準完成時間」があり、それを目安として丁度の教材が渡されるはずなので本来は起きえないはずなのですが、先生の考えが合ってのことなのか、状況把握ミスか、親か本人の希望か、しばしばありがちです。


数分~15分程度という意図は、おっしゃるとおり、集中できる時間!です。

& 嫌にならない、またやろうと思えるところでやめる、です。

そして、

小学生には、特に低学年以下には、それこそ、そのプリントの前に座ってる時間がすごくもったいない!!


屋内屋外問わず色んな遊びやお手伝いその他多様なことに、ときにはぼーーっとすることに、もっと時間を使ってほしい!と、個人的には思うのです。

運動センス体力技巧も動いて遊ぶことで身につきますし、身体を使って沢山遊んできてる子は、体力集中力があるので、中高生になってからの学習良く伸びる言う話もあります。

大人も子供も外遊びや運動が記憶や計算などの認知機能や脳機能を向上させるという報告も多いです


また公文の先生の方針も様々なので、直接お聞きする、こちらの考えや希望を伝える、のはとても大事です。


月謝が高いため、無意識でも親は、プリントたくさんやってる方が元をとれる(得な)気がする、という気持ちがあったり、

プリントの量多くやってる方が安心する、沢山やってほしい、と思っている親は多いです。


先生は「親は、プリントをたくさん渡すほうが喜ぶ、減らすと嫌がる」と考えている場合もあります。

実際、量が必要→量をやることで伸びる子は多く、3回4回の復習でちょうどよいペースで進む子なども多いです(本当に必要な復習かはまた1人1人違う気がします)

また何度復習してもなかなか100点にならない子、1分も集中できない子もいれば、ものすごく優秀な子など様々な生徒達を見てらっしゃる中で、

先生方の考え方のベースは、1日5枚1セットが基本だとは思います。


1人1人の理解度定着度、能力性格を見極め、プリントの量や復習、進め方などを緻密に個別対応しておられる先生も沢山いますが、そこまで1人1人見極めてるかははなはだ怪しい先生もたくさんなので、


親の方針をしっかり先生に伝えるべきと思います。

先生方も誇りをもってされているので、なかなか親の希望や意見を聞き入れて下さらない先生もいますが、すごくお話聞いて柔軟に対応して下さる先生もいらっしゃいます。

そのあたりは親の頑張りどころと、教室変更や公文自体を続ける辞めるなども含めて要相談ですね。


完全に個人的な考えですが、低学年は国語公文5枚1セット=一回の宿題分、でいいくらいなのではと思います。

そうすると、公文は本当に良い教材なのですが、月会費でずっと続けるにはもったいないというか、高いなーと思っていて、ある程度までは家で読書をするので十分なのではと思います。


国語力は、読書でかなり賄えます。

まずは読み聞かせ!本人に嫌がられるまで、何年生でも!

寝る前などに色ーんな本の読み聞かせをすごくお勧めします!

ウチの場合は、ベッドで、好きな本を読み聞かせ→私が娘の耳に入れたい本(教養になりそうな本や中学校の教科書など本人はあまり面白くないこともよくあるので眠くなる笑)を音読(読み聞かせる)。小3以降は好きな本の部分は大体自分で勝手に読んでます。最近はORCのオーディオ流しっぱなしの手軽さに負けてます。

寝る前は暗記学習に良いらしいので、記憶に刷り込みたいものを読み聞かせというよりも寝かしつけについ買っています。

そうそう、寝かしつけはしつけです。


ウチの長男次男が高学年頃まで、できるだけ夜寝る前の読み聞かせと、図書館通いを意識してまして。

公文は色々あって全然続けられずでしたが「現代文って勉強しなくても点数取れるよなー」と言ってました。

中高生のころはあまり読書もしてなかったですが、大人になった今、よく読書してます。

今思い出しましたが、高校の定期テストの前など、次男に「俺が寝るまで世界史の教科書よんでて~」と言われて度々やってました笑!高校生男子!嫌がられてなかった!(←小学校終わりころ~中学のころはやってないんですよね)


読み聞かせ(寝かしつけ)は、国語力だけでなく、本当にメリット沢山です。

その時間をつくるのは簡単じゃないけど、細々でも続けましょう~

5分でも、月に1回でも、もっと少なくても。高学年まで。嫌がられるまで?

私も頑張ります!


話がそれましたが

小1のお嬢様が今公文のプリント5枚に30分1時間、横にママがついてるなら、是非!

短時間でプリントは切り上げて、

色んな本や図鑑を一緒に読んだり、

クイズ出し合ったり、交代で音読したり。

読み聞かせは、労力に対し得られる効果が大きいので、本当におすすめします~


という、考えを基準にすると、低学年以下の子供にとっては、

公文国語はすごく良い教材なので、少ない枚数+時間で、気長に遅め進度でやる&出てくる本を読んでいくのはとってもいいと思うけど、コスパが微妙。と個人的には思ってしまいます。


低学年以下の子でも、プリントが好きでどんどんプリントできる子は高進度にすすむ価値もすごくありますが、

そういうギフテッドなお子さん以外は、プリントに時間労力かけるより、他にもっと良い学習方法があると思います。


低学年ぐらいまでの子供の多くは、プリント学習で出来るようになったはずのことを、すぐ忘れますし。


公文国語は、中学受験する場合、公文で得られるものをもっと効率よく別の方法で身に着けられるなら、公文にこだわらなくていいと思う。


中高生の塾は、公文の会費も集団塾、個別塾もどれもお高いですが。

中学高校でやる公文は価値ありますよ。

中学入ったらガリガリっと集中して最終教材までやったらめちゃめちゃいいと思います。

コスパも他の塾を考えるとよいと思う。

高校受験は、英数国は公文だけでほぼ十分とも言われます。


いずれも言うは易しですが。。



その後相談の続きの回答

塗り絵大好きなら、書く訓練量は十分かもですねー、

その場合で公文に長く時間がかかってるなら、

進度があってそう(難しすぎではない)なら、1~2枚ずつなど、ガリガリっと手が動き続けられる量で区切って、朝ごはんの前、夜ごはんの前、など、ほんの短時間×回数でもよいかも?


また塗り絵好きでも、鉛筆を動かしてきてる総量によっては、プリントの手を動かす(頭も使うから)のにエネルギーが必要だったりはあります。


飽きてないか、とか、現状の進度や枚数が適当なのかは、見極めどころですよね。

公文の教室に長居することを良しとする親もいますし。

先生が時間がかかってることを気にしてなさそうなら、ママのお考えをまた相談して要望伝えるとよいですよ。

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