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定例会議

気絶している二人を起こし、椅子のそばに立たせた。

目覚めた二人は今にも死にそうな顔をしていて、呼吸するのでやっとだった。


「それじゃぁ定例会議を始めるか。そこの二人はなんだ?シューヴィル。」

「あぁ、俺の仕事の生徒だ。なんかさっき襲われたから連れてきてみた。【ギワール】所属らしいぞ。」

「そうか、また敵を作るのだな?」

「その方が楽しいだろ?」

「相変わらず。さて話を戻そう。今回は魔女、おまえが話したいことがあるのだろう?」


俺の隣に座っていた帽子を被った女が立った。

それと同時に女の身体から魔法が落ちる。


「あらあら、ごめんねぇ。わざとじゃないのよ。」


魔術、魔法の上位互換であるものを多重発動して、相打ちさせて消滅させていた。

それを見た二人はさらに顔を悪くしていた。


「今回、話したいのはぁ、スラエル、あなたについてよぉ。」

「わしか?珍しいな魔女。」


この場にいる誰よりも身長が低く、声も幼い。

しかし言葉には重みがあり、圧倒的強さを実感させられるような女だ。


「魔王、あんたのとこの、モブが私の国にちょっかい出してるの、やめてくれなぁい?」

「なに、あんなのはじゃれ合いよ。気にすることではない。」

「それで私の国に被害が出てるのぉ。」

「それは貴様が弱いのでは?」

「は?」


意図せず魔術が暴発し、魔王に襲い掛かった。

魔王は笑みを浮かべ魔術をすべて受け止めた。

魔王は一切ダメージを負っておらず、魔女は剣を取り出していた。


「おい魔女、魔王、ここでやり合おうとするな。眠りの妨げになる。」


机に突っ伏していた男がゆっくりと起き、目をこすりながら言った。


「堕王、おはよう。」

「あぁ、おはよう。」

「おい、話をまとめるぞ。魔女と魔王はお互いに意見をまとめて、勝手にやってくれ。」

「わかったわぁ。」

「うむ。そうしよう。」

「凶星、何の仕事やってるの?」

「ん?学園で、人材を育てて、大衆の前で無残に殺すのさ。」

「それって何の意味があるの?」

「強いて言うなら、俺のわがままだな。仕事という名前で活動することによって、罪悪感を消すんだ。」

「ふーん、面白そうだね?僕も協力しようか?」

「お、なんだ堕王も凶星も仲良くやるつもりかい?」

「まだ決まったことじゃない。あとで話そうじゃないか堕王。」

「凶星、いやシュヴィール、そうしようか。」

「さてさて、お互い積もる話もできたことだし、今回の定例会議はここまで、国を潰す時はまた連絡を。」


そう言って、瞬きをすると、先ほどの暗い空間に戻された。

相変わらずのメンバーでなによりだった。魔女、魔王、堕王、俺、老聖、ずっと喋らなかった聖女。


「あぁ、忘れてた。二人ともどうだった、俺の職場は?」

「「.........。」」

「さて、おまえらは用済みだな?殺してもいいか?」

「ぃ...。やぁ。」

「ぁぁ。」


ニェリカは泣き出し、モアは絶望で地面をずっと見つめていた。


「喧嘩売る相手間違えたな?いい体験をしたな。そうだな。」


俺はふと考えた。

今先生という立場で学園を過ごしているが、初日に生徒二人を失い、挙句の果てには問題行動を起こした先生だと思われるのもめんどくさい。今後の活動に支障しかきたさない。

なら、いっそのことこいつらを使って、協力してもらうのもありだな。


「あぁ、いいか。お前らは俺に協力しろ。それで許す。このことは誰にもいわないこと。言ってもいいが、その瞬間お前らの周りの人は跡形も無く消え去るからな。地位も名誉も、家族も、国もな?」


またどこからか取り出した短剣で空間を切り裂き、元の街に戻り、普通に家に帰った。

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