表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

キミトミタミライ

作者: 田中浩一

「キミトミタミライ」


なんにもないところから

聞こえてきたのは

君の幼い声


あの頃に戻りたいな

そう思っても叶わないんだよ

仕方ないね


当たり前に思ってた日常を

思い出しては

あの時の情景を必死で思い返す


「あなたの自由で生きればいい」

そう言って去っていくキミ

その手に繋がれた幼い声

「パパ」


サヨナラを待つ世界で

漆黒の闇の中

ひとり車を走らせる


忘れられない君の歌声も想い出も

全てがクルクルと走馬燈の中

知らず頬を伝う冷めたひとしずく


明日世界が終わるなら

絶対絶対

君のそばにいたい


夜空に映る

幸せだった頃の心情

ユルユルと潤む世界の中で

確かにあったんだと唇を噛む

ラジオの声も

ロードノイズも

消え失せた小さな世界に君の声

目を閉じてもハッキリと見えるよ

あの日の笑顔

あの日の笑い声

あぁ、どうしてこうなったんだろう?

それでもまだ、許されるのなら


君と好きな歌を歌うんだ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ