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コールブランド、覚醒

翌日。

アルスレッドさんを取りに来たらどうしたの?ってくらいにレベルアップした剣になっていた。

感覚的にコールブランドレベル1から、コールブランドXレベル99になった感じ。


ウィンデーネは嬉しそうに笑っているだけだし。


「アルスレッドさーん。おはようございますー。お加減どうですかー?」


シーン。

あれ?死んだ?


『あ!おはようございます!元気になりました!』


良かった生きてた。


「昨日はどうしたんですか?」

『長年不眠不休で気を張ってたんで…、お恥ずかしながら眠くなってしまって』


幻覚で青年が照れ臭そうにしているのが見えた。

というか、剣になっても眠るんだね。

初めて知った。


「それにしても凄い事になってますね。超かっこよくなってるじゃないですか」

『本当ですか!?いやー、経験値結構溜まってたので、寝ているうちに成長に全て振りました。自分で見られないのが残念ですが、かっこよくなっているのなら良かったです!』


経験値??


この世界ではあまり聞きなれない言葉が飛び出した気が。

これは大昔の言い回しか何かかな?

とも思ったけど、やっぱり引っ掛かる。


『性能も結構上がってるんですよ!ランプ代わり超越して虹色のビーム出せます!』

「それは見たい」


けど、そんな事は後で確認すればいいや。

今はとにかく虹色のビームが撃ちたい。


ウィンデーネにお礼と、お菓子盛り合わせセットを渡してから、アルスレッドさんを持って遥か上空にやって来た。

虹色のビームか。

僕の持っているデュランバルのビームとどっちが凄いのか…。


抜刀の構えをとり、前を見据える。


「ひゅっ」


一気に振り抜き、剣に溜めた魔力を放出すると恐ろしい範囲に渡って虹色に輝く風が飛び出し、千里眼が捉えられる範囲で運の悪かった偵察グリーンドラゴンがビームに呑まれて消失した。


「……………」


黙って鞘に納める。


『どうです?』

「想像以上でビビってる」


デュランバルは一振りで山三つ切断できたけど(※後でちゃんと戻した)、これは山三つ消える。

比喩ではなく、文字通りの消失。

僕にも戻せないレベルで。


アルスレッドさんが喜んでいた。


『自分が振ってもこのカリバーンは最強でしたからね!貴方のような強大な魔力を持っている方が振れば性能はうなぎ登りです!』


へーそうか。

って。


「カリバーン?コールブランドでは?」

『オノモーン地方の呼び名ですね。うちではカリバーンです』

「…とんでもない聖剣を手に入れてしまった…」


エクスカリバー。

男子の誰もが憧れ、棒切れをエクスカリバーと見立てて振るっていた過去があるだろう?

僕は、本物を手にしてしまいました。

やったぜ。


「ふふふふふふふ。これで魔王の槍をぶつ切りにしてやるわ」

『なんだかわからないけど楽しそうですね!はははははははは!』
















家に帰り、エクスカリバーを手に入れたと報告したら、男子組が狂ったような喝采を上げておめでとう!おめでとう!と讃えてくれた。

ありがとう。

長年の夢が叶いました。


『では、自分は来る決戦の日に備えて眠りつつ力を溜めておきます。話し掛けていただけたら返答しますので』

「了解しました。こちらはこちらで準備を進めておきますので、どうぞよろしくお願いいたします」


作戦会議を終え、ウキウキ気分のまま次の準備をするべくメナードの元へと向かったのだった。


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