その3、ざまぁってテンプレの誕生にこっそり歓喜している
少女漫画とかさ、女性向け小説とか読んで私はいつも思っていたんですよ。
なんでそのクソ野郎を許してんじゃおらぁああ!
罰を! 罪には罰を与えんかいわれぇ!!
許してあげる優しいアタシ、な主人公の多いこと多いこと、あー思い出しイライラしてきた。
少年漫画はね、いいんですよ、そのへんちゃんと理屈立ててストーリーできてるからまぁそうムカつくとかない。悪役は徹底した悪でかっこいいくらいだったりするし。男性向けラノベは女の子を愛でるのが主題なのばっかだから、かわいい女の子に興味ないため読んだ記憶がほとんどないんでどうなのか知りませんが。
女性向けがね……女性向けがね!!
デモデモダッテちゃんの多さと、敵を許してあげちゃう系のすっきりしない話の多いこと多いこと。
おかげで商業女性向け作品を読むのがどんどん嫌になっていきましたよ。
なろう作品が人気になった理由の1つに、このへんすっきりザマァするという「ざまぁ」テンプレができたことは大きいのではないかと思うのです。私が知らないだけで男性向け作品にもそういう悪い流れがあったから「追放からのザマァ」ものというテンプレが人気になったのかもしれないですね。知りませぬが。
女性向け作品の、悪に対してなぁなぁなところにイライラしていた私が
なろうで、ざまぁ返しというテンプレみたときのすっきり感はかなりのものでした。おかげでデモデモダッテちゃん率が高い商業作品を読むよりは文章力が低くてもスッキリさっくりするなろう作品読む方がいいや、になりました。
商業作家の皆様には「ざまぁ」という概念を身につけてほしい。
そんなわけで私はひっそりと「ざまぁ」というテンプレの発生を喜んでいるのであります。
書くのは苦手なんですけどね……私ドSじゃないというか、気持ちのいいざまぁを書くにはサドっ気が足りない。
ああ、でも、淡々と因果応報書いたらオーバーキルだって読者にマジギレされたことはあったから、場合によっては書ける?
わたくしごとは置いといて、
ざまぁって考え方が出てきたのは、いい傾向だと思います!
ちょっと多すぎって思う人もいるでしょうけど、流行の過渡期ってそういうもんなんでそっと過ぎ去るのを待ったらいいさー。
そのうちほどよい塩梅になると期待している!