プロローグ・遥か昔の神話
それは昔、今では神話と言われている時の話し。
多く神は、それぞれ世界を創造し、作り、管理し、見守っていた。
それは神としての最大の仕事――創造神としての仕事だった 。
神様はいつも通り仕事をしていた。
だが――世界を作り出し、見守るだけの存在。
神々は退屈していた。
事件や事故、トラブルが起こるわけではない。刺激が足りない。
もし起きたとしても、神々はその光景を見守る事しかできない。
出来るとしたら、自分の使者を通じてその事柄にちょっかいを出す程度。
でも、それにも限界がありその茶番もすぐに飽きてします。
ただ見守るだけの存在――創造神。
刺激はなく。楽しみもない。
我々はなんのために、この世界を作り出したのだろうか……
そんなある時、一人の神さまが言い出した。
我々の作った世界の中でどれが最も優れているか?と
その話しが持ち出された瞬間、今までにない活気で自分の世界の自慢話しが始まった。
自分の世界は自然の力が満ちていると――
自分の世界は幻想的な動物がいて、素晴らしいと――
自分の世界は奇跡の力が、思わぬ発達をしていると――
それぞれ、楽しそうに自分の世界の自慢話しをしあいます。
すると、ある神が、
どの世界の知性あるし者が優れているか一つ試してみないか?
その提案に神々は面白がりました。
それもそう、
ただ見守って、管理して、眺めるよりももっと刺激のある‘遊び‘思いついたのだから。
そうして、神々は自ら創造した生物たちを戦わせるゲームが始まった 。