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なりわい  作者: とら
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とら外伝 飽和(前)


セミプロ時代から私はこの業界を、約20年間移りゆく色々な時代をこの目で見てきました。



それこそ、1.5号機~5号機の時代の移ろいに翻弄され続けて生きてきたのです。






今(2017)となれば、大概の情報が携帯一つで得ることができる便利な時代です。



…が!



裏を返せば


《情報の飽和》


が著しい。




せっかく、攻略の糸口を掴んでも既に時遅しという状況が多々あるでしょう。



《携帯一つで得ることの情報量が飽和し過ぎているのではないでしょうか?》



思い返せば私は、1.5~2号機時代は何も理解せずに楽しみで打っていました。



まだ‘くそガキ’だった私には到底理解不能。



当時、スロットの雑誌など見たこともありません。



アナログな時代だったので携帯などはもちろん、ネットなどの情報もなく、それこそ皆、自分の思う通りに打っていました。



また、客層も悪くカツアゲや喧嘩などもたびたび…



私の隣のスロットを打っている客がビックボーナスを揃えた瞬間に



《お前、どけよ!》



などと言われどかされていたのも目撃したことがあります。



今からは考えることができない環境がホール内にありました。



3号機時代は、私は18歳になり興味本位でパチンコ・パチスロ雑誌を読んでいますが、主に当時私は‘波派’だったため、当然のことながら勝てない時代を過ごしました。



むしろ、ホールのスロットは‘裏モノ天国’で同じスロットでも、仕様がみな違うので余計に混乱していたのでしょう。



そして、4号機時代を迎えるわけですが、裏モノはホールから消えて正規の基板のみで、私は全く楽しくなかったのを記憶しています。


ノーマルAタイプとは、裏モノが好きだった私には考えられないほど退屈なスロットにしか感じられなかったから。



そのため、パチンコばかり打って相変わらず勝ったり負けたりしていました。




しかし



クランキーコンドルのリプレイハズシが雑誌に掲載された頃から、またスロットを打つようになり、クランキーコンテストへと繋がっていくのです。



さっぱり勝てない私でしたが、キッカケを貰った私は紆余曲折し、この小説で書いたとうりに劇的に変貌していきます。



4号機初期には、携帯で情報も見れる事は無く、雑誌による解析も遅く、自己分析による推測が大きく勝敗を分けたと思います。



そして、AT機時代を迎えるわけですが、この時も機種解析は決して早くはありません。



もちろん、携帯での検索も不可。



自己分析能力が大きく必要とされました。



要するに、早く気付けば楽に設定6を何度もツモれる可能性が高いということです。



雑誌の解析待ちだったスロプロは三流程度のレベルだったと言えるでしょう。




そして、5号機時代に突入。


時代は変わりました。



手元の携帯一つで簡単にある程度の情報が手に入るようになったのです。



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