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なりわい  作者: とら
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VS M店 限界(下)



私達は、緑ドンを含め打てそうな機種を片っ端から狙い何とかチーム運営できる収入を得ていきました。



しかし、私と空の収入はM店へきた最初の二月(ふたつき)以降、全くありませんでした。





季節は夏になり、ミリオンゴット~神々の系譜~がM店に大量導入。



私達は意を決して、ゴットの攻略に乗り出しました。



この台は千円辺り、22~3回転しか回らず、とてもリスクが高いので我々からすればそれなりの覚悟が必要な台です。



私も空もそもそもは



《ローリスクミドルリターン》


*そもそもはローリスクハイリターン



を基本としていたので




《ハイリスク、ローorミドルリターン》



だろうと予想されるこの台を打つのは、気が進まないのは明白です。



しかし、しっかりとした収入を取るためには勝負するしかない状況。



苦渋の決断がここにありました。



なんの指針のない新装初日こそ、高設定らしき挙動をみせるゴットを打てましたが、その後は解析の発表のないゴットの設定看破は難しく案の定、悪戦苦闘。



それこそ、勝ったり負けたりの繰り返しでした。



もちろん、たいした利益はありません。



しかし、ゴットの挙動を少し掴むことができた頃(新装から1週間後ぐらい)、モード狙いに切り替え巻き返しを図ります。



おそらく、天国準備から天国モード辺りを打つことが出来たのだと思います。



これを、やることがない日は徹底して行うとそれなりの利益が生まれ、私と空も内心ホッとしました。




しかしそれもつかの間…



ゴットのモード狙いを一月半もやると、低設定ばかりになりナカナカ思うような結果が得られなくなります。



元々、このような方法論は最初だけの期間限定でしかない方法論なので、それも仕方ありません。






ゴットの設定6を狙うときなどには



やはり、設定告知があるのとないのでは雲泥の差があることを再度痛感しました。



最終的に自己判断のみで、ハッキリとした結果がわからないのです。



緑ドンなどは比較的分かり易い方だったので、難解なゴットの設定看破をするのに必要な時間・投資・労力を考えるととても割に合いません。



せめて、設定告知があればもう少し労力と投資を抑えることが出来たのですが、それも望めない状況。



M店での限界も感じていた頃でした。



そんな絶望感を感じていた頃にホールデビューしたのが



《押忍番長2》



もちろん、M店にも大量導入。



私達はこの新台とM店のやる気に賭けて、もう少しだけこの地にとどまることにしました。





押忍番長2をデータ収集し、きっちりと狙いを付けて打つこと一月…




陸のデータ収集は完璧といってもいいぐらい見事。



しかし、それ程利益には繋がりません。



内容も設定6だと思われるのを掴めたのは、いうほど多くはありませんでした。



これは、M店が中間設定を多投している証拠。



私達はついにM店を見切りました。



M店での収入は、バイト代と運営費を差し引いたら、とても生活していける額ではないのは明白です。



しかし、このホールで得たモノもありました。



それは…





陸の著しい成長。




陸のデータ管理能力は物凄く正確に出来ていました。



彼なりにこの苦しい状況を察し、私達との仕事内容の会議を通じて、試行錯誤をしていたのでしょう。



まさに



《これで負けたら本望!》



と言えるレベル。





M店で私と空の収入は、一月に換算したなら15万程度だったでしょう。




この収入では私も空も生活できません。




陸の成長が最大の戦果…



と書いたのは、負けず嫌いな私の負け惜しみ。







この絶望感を抱いたM店を後にし、また私達は次の戦場を求めて歩き出します。



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