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なりわい  作者: とら
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VS L店(下) 店長K氏



L店に赴任したK氏は約1年ちょっとが経つ頃、突如退社。



これには色々な噂がありましたが、おそらくは上層部との確執が決定的だと思われます。



若くして、得た地位を妬まれたことなども多々あるでしょう。



K氏のいたこの年の夏頃までは、そこそこの設定状況でした。




しかし、彼が辞めた秋頃には徐々にサッパリとなっていきました。




なぜなら



その後のL店&J店グループのコンセプトは



《いかに低設定を稼動させるか?》



という意図が丸わかりの営業形態へと徐々に変貌していったのだから。



この年の夏頃には、ホールでのイベント禁止令が出て、今までのように大々的なイベントによる集客が望めないことになり、ホールも私達も苦しい時期を迎えようとしていました。



このイベント禁止令(著しく射倖心を煽る行為は禁止)を逆手にとるような方法論で利益を上げたのが私の古巣B店グループでした。



4号機終焉頃のB店の有り様はこの小説で書いたとうりですが、5号機時代へ突入し、店長が変わり良くなったかと思いきや、また悪い営業形態へと逆戻り。




近隣ホールがイベントを大々的に告知すると、B店はすぐに警察へと通報。



要するに‘告げ口’をし、警察からの注意を促して、どこもイベント(店内ポップ告知)などは行えないようにして、集客することを阻止。



さらに、大手だったB店の名前での集客を狙ったのでしょう。



このB店の作戦は、当たりました。



B店グループが近隣にあると、他ホールはアラを探されて違反(射倖心を煽る行為)があればすぐに警察へと通報。



これでは設定6など、どのホールも使わなくなっていってしまいます。


*設定は6段階あるのですが、設定6以外は正直高設定と呼べるだけのペイアウトがない機種が多いので、我々からすれば設定6狙いは必須条件



なんの告知もしないので使う必要がないのです。




ホールも設定6を含む高設定すら使う意味もたいしてありません。




なぜなら、客さえある程度いれば、一時(いっとき)の‘ヒキ’で出ているように見えるからです。



いわゆる、‘誤爆’。



ガランと閑散としたホールでは、このシチュエーションを望むのは難しいでしょう。






集客を狙い設定6を使っても



《ウチは使ってます!》



と、アピールする場がないのです。



結局の所、どのような状況だとしてもB店グループのような大手が勝ち抜く構図なのでしょうが、設定配分などは今まで以上にヒドくなっていきました。



客側からすれば全く良いところは全くありません。




設定告知なども行わなくなったので、使っているのかないのかも見た目では全くわかりません。



告知する必要がないため、それをいいことに設定6はもちろん、高設定すらほぼ使わない…



これでは、客側に不利なルールばかりの状況です。



せめて、客側にも利のあるルールが必要だと思います。



それが出来ないのなら、もう完全撤廃したほうがいい…








時代の流れに逆らったK氏の営業形態はグループの上層部の方針の転換により、承認されなかったのでしょう。



それにより、居場所のなくなったK氏は抵抗虚しく退社にいたったのだと思います。




私からすれば、K氏の退社は残念の一言につきます。





K氏がいなくなり半年が経つ頃



私達チームはこのL店での攻防で、人間関係に嫌気が差したことが原因で、この地区から少し離れようと決断します。



しかし、何処へいこうが、イベント禁止令が効いているため、ホールはイベントを告知し大々的に行うことはできません。



日にち・曜日など、これまでの‘やるであろう’イベント日のみに頼る痺れる勝負。







時は2012の春頃、また新天地で奮闘していくのでした。


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