VS L店(上) 店長K氏 後⑱
since2010
私はどんどんこの生業の深淵へと突き進みます。
しかし
どれだけ深く突き進もうと、大海の前では名も無き小蟲……
J店の店長K氏が同系列店へと異動。
幸い彼は隣町の系列店L店へ。
それと同時にやはりJ店は徐々に衰退。
私達チームも隣町のL店へと通うようになっていきました。
元々、L店にはイベント限定でたまに来ていたので、何の問題はありません。
系列店は他県にもあったので、K氏の異動先が近隣で私達は胸をなで下ろしました。
しかし、店長が変わればこんなにも違うということをまたも見せられました。
やはり
どんなにホール状況がよくとも私達の生業は、‘一寸先は闇’なのである。
私達は、J店からL店へと移動。
それに伴い、またデータ収集していきます。
K氏の勢いはL店でも止まりませんでした。
当時、ホール上層部はK氏の手腕を高く評価していたのでしょう。
近隣ホールに追随を許さないほどの設定配分。
一昔前なら、B店がそれ以上の設定配分をしていましたが、今は昔。
現在の‘時代の寵児’はK氏のL店です。
それ程、見事な営業形態を見せていました。
しかし、次第に噂が噂を呼び人々が増え続けるL店で、私達は思うように立ち回ることはできませんでした。
もう、立ち回るということ自体が不可能なぐらいの毎回の集客力。
K氏のL店のイベントはそれぐらいのブランド力を発揮して人々を集めていたのです。
やはり、私達とすれば本当によかったのは最初の頃だったと言えたでしょう。
ブランド化したイベントは、行うたびに毎回200人は軽く超えていきました。
しかし、それは致し方ないことです。
設定配分は最初程、衝撃的ではありませんでしたが、確実にペイアウトの高い機種に使ってきます。
私達チームは、これをひたすら狙い続けました。
K氏のイベントも落ち着いてきたということなのでしょう。




