デビュー前⑥ 直視への道
試行錯誤、紆余曲折を経てスロットで勝つ条件が徐々に揃ってきました。
しかし、一番欲しかった直視の会得がまだです。
前にも書きましたが、直視が出来ず私は強烈な劣等感に苛まれていた頃でした。
しかし、やっと直視とはどのようなメカニズムになっているのかを知って、イロイロ試していました。
それはホールで行うようなことではなかったので、設定を掴めなかった日などの帰りにゲームセンターに立ち寄り練習するのでした。
私はこの小説に攻略してきた詳細などはあまり書きませんが、この目押しトレーニング法は書こうと思います。
なぜなら
直視になるとスロットがより楽しくなるのは間違いないから。
それと、この方法論を書くことにより、誰にも迷惑はかからないだろうとの見解です。
技術介入全盛より、約2年も遅れて得た私でも‘楽しい’そう思えました。
しかし…
もし、私が技術介入全盛に直視を得ていたなら、今の自分にはたどり着けなかったと思います。
この直視が出来なかったからこそ、今の私がいるのです。
直視を求めて最初にしたことは
噂の検証でした。
それは
‘目を高速で上下させて見ている’
それにより半信半疑で
他の人が直視中、目の瞳を確認しました。
そうすると、瞳が高速で上下に動いているのがわかります。
*個人差あり
要するに、回転中のリールを上下に目で追っているのだとそこで初めて気付きました。
《そんなこと出来るのか?》
私はその頃、スロット歴約10年ですが、全く絵柄が見えません。
*ボーナスを揃えられる程度の目押し力
これは回転しているリールを目で追うことができていないからです。
私はゲームセンターでクビを縦に振ってリールを見たりすると、一瞬ではありますが、絵柄が見えることで確信しました。
《出来るんだ!》
しかし
《どんな練習をしたらいいのか?》
さっぱりわからないのです。
ゲーセンでは
ホールでゆっくりリールを眺めることが出来なかった為、目で追う練習を時間をかけてしましたが全く出来るようになりません。
メカニズムは理解したのですが、練習方法がわからず悪戦苦闘。
イロイロ試していると、2~3か月が過ぎてしまいました。
それでもさっぱり見えるようにはなりません。
それからさらに数ヶ月後の…
ある日、シオサイの設定5を掴んで打っていた日のこと。
それは練習していたからなのかもしれませんが
レバーオンからの少しだけなら、目がリールの回転に付いていけるのです。
これはおそらく
レバーオン→回転時、すぐにリール回転速度がマックス速度に達さない為です。
簡単に説明すると1回転目はリール回転速度が遅いということ。
しかし、目を上下させ見えたのはレバーオンから枠上の数コマのみ。
私は思いました。
《もう、ゲーセンに通う必要は無くなった!》
初めて見えた絵柄は直視への道をしっかりと照らしていました。
回転している途中からでは全くリールの絵柄を追えませんが、レバーオンからなら少しだけ追えることに気付いたのです。
ちょっとしたキッカケから直視へと前進することが出来たのが凄く嬉しかったのを覚えています。
これより、シオサイの設定を掴んだ時には必ずレバーオンからの1回転を目で追う練習をし始めました。
探してる最中(判別中)は出来ませんが、確定した後はひたすら回すだけなので練習する時間はいくらでもありました。
目が疲れると少し直視を休み、掴んだ時はやれる限り練習します。
つまり、掴んだ日は
直視の練習と色々な考察。
それを繰り返すこと1年。
すると、少しづつ目で追える範囲が広くなってくるのです。
完全には直視(リール1周)出来ませんが、直視できる範囲が徐々に広くなっていきました。
しかし、あまり実戦的ではありません。
なぜなら
完全に目で追えていない為、絵柄を探すのに時間がかかりすぎるのです。
それだけ時間をかけて絵柄を見つけても、正確な目押しもまだ出来ませんでした。
これでは1日に回す回転数が少なくなり、意味がないのです。
シオサイは8000回を最低目標としていましたが、普通(確率どうり)に当たれば9000回は軽く回すことが出来ました。
やはり、完全に直視しなければ実用的では無いことなのだと悟ります。
実用的に直視できるようになったのは、更に1年近くかかりました。
実際、それでもあまり実用的ではありませんでしたがリール絵柄を比較的容易に見つけて目押しすることが出来るようになりました。
完全にモノにしたのはもっと後になっていたと思います。
私はかなり不器用なのでしょう。
他の皆は私のように苦労することも何も考えることもなく、直視できているのだから。
直視することにこんな苦労した人を私は見たことがありません。
私はそれだけ無能ということなのでしょう。
当たり前なのでしょうが、直視を得ると目押し精度はかなりあがりました。
それでも私の場合は出来なかったトラウマが強すぎて必要以上にプレッシャーがかかり、それに負けてしまう時がありました。
これだけ練習してこのザマなのだから、ドラゴン先生を含むB店グループは余程のセンスがあったのがわかります。
私は何をするにも不器用だったのは間違いありません。
しかし
それに対して愚直に努力を重ねて今があるのだから。
私の直視はこうした経緯をたどり会得しました。
今現在は直視を完全にモノにしていますが、きっとこの先にもこの当時のような技術介入機が世の中に出回ることはないのでしょう。
やはり、万人に不平等なスロットが長く世の中に蔓延ることはないのです。




