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なりわい  作者: とら
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VS シオラー30 デビュー後⑤

since2002~


ミリオンゴットがホールデビューする数ヶ月前…



獣王・アラジンA・サラリーマン金太郎、他にも数多くのAT機&ストック機がホールを席巻していきます。


そのさなかで、ついにシオサイ後継機、純Aタイプ‘シオラー30’がホールデビューしました。


今回も減算値が搭載されていて、設定判別に期待がかかります。


そんな中


早くもシオラー30の新装初日にドラゴン先生が設定判別法を完成させました。


私は据え置きならストックのたくさんあるだろう‘島唄30’を打っていた日のことです。


今回の設定判別にいたってはこれまでのシオサイと違いがあり、小役をはずさなくてはならない時があるとのこと。


これは既にコンテスト・花火の設定判別で経験済み。


しかし、あっさりと初日に判別法を完成させてしまうとは…


鋭い洞察力は健在です。


あとは通常時判別を磨くのみとなるのでした。


これもまた、何度か試してみるとあっさりと自分のモノになりました。


シオラー30は私達グループで簡単に攻略できたのです。


しかし、他のグループではサッパリと判別法ができていません。


そもそも、上っ面しかできていないので、応用が全くきかないのです。


‘オラたち’も‘小役をハズす’こんな簡単なことさえ気がつきません。


気付けばクレジットオーバーし、判別プレイにたどりつけなくなるのです。


私は呆れてものも言えませんでした。


もちろん、親切に教えてあげる気など毛頭なし。


彼達は自分の無力さを感じる瞬間だったのではないでしょうか?


私達が簡単に判別している様子を羨ましげな様子でみていました。


彼達は結局、判別法を使えるようにはならなかった。


理解があれば簡単なのに…



近隣には他にもシオサイの‘神様’とか呼ばれていた‘おっさん’のグループがありましたがここも問題外。


シオサイは判別・技術介入が簡単な為、このような輩が蔓延していたのです。


こんなグループ達が‘プロ’を名乗るのは正直、本当に腹立たしい…



悪気はないのだろうが、彼達を周りで見ていた一般の人は少なくともいいイメージはないでしょう。


彼らは


《自分たちはシオサイ最強のグループ》


と名乗り、大風呂敷を広げたが


やることと言えば


早く並び、人数をかけること。


勝てなくなれば人数も減り


その後は全くの


‘泣かず飛ばず’


もちろん、メンバー全員がそんなことを言っていたわけではない。


しかし、たとえ彼達の1人がそんなことを言ったにせよ、それを聞いた人は


《全員が…》


と思うでしょう。


他にも似たような輩が各地都道府県にもたくさんいたと思います。



私はこのような‘くだらない’ことで自分の首を絞めるようなマネは絶対にするのはやめよう。


自分の宣言したことには、できるだけ責任を持ってそれに準じることが出来るよう努力することを強く思うのでした。


私が‘自惚れ’を持ったなら私も彼達も全く変わらないのだから。


きっと私にとって、プロデビュー前の数年間で‘師’と呼べる存在があるのなら


それは


《反面教師》


なのだろう


いつの時も私の近くにはそのような輩が存在していました。


反面教師と思われるような志の低い輩が今の今まで、この生業を成立出来ることは皆無に等しいだろう。


なぜなら、そんな人をみたことないのだから。



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