ボクと、おほしさま
ボクは長井靴夫。小学生。
学校が終わり、友達のカナちゃんと家に帰ってるところ。
「ん?」
何かヒラヒラと落ちてきます。
「靴夫くん。あれなに?」
カナちゃんがボクに尋ねてきました。
でもそんなこと聞かれても、ボクにも分からないです。
「なんだろう?」
ボクとカナちゃんは恐る恐る近づいたのです。
おっと間違えました。恐る恐るなのはボクだけなのです。
カナちゃんは好奇心一杯で、眼をキラキラと輝かせてるのでした。
「わっ!」
でもカナちゃんは驚いたのです。
「ハアハア。」
それは息をしていました。
まるでヒトデみたいに真っ赤だったのです。
しかも目と鼻と口があります。
「大丈夫!?」
カナちゃんは、ヒトデみたいな子を抱いていました。
カナちゃんは、この子を心配してたのです。
「この子を連れて帰る。」
カナちゃんはヒトデみたいな子を、抱いたまま歩きだしました。
ボクもカナちゃんについていったのでした。
ボクはカナちゃんの家なら、ヒトデみたいな子は大丈夫だと思いました。
カナちゃんの家に着きました。
「ただいま。」
「お帰りなさい。あ、靴夫くん、こんにちは。」
「おじさん、こんにちは。」
ボクはカナちゃんのお父さんに挨拶しました。
「お父さん、この子を助けて。」
「え?この子は?」
カナちゃんのお父さんは動物のお医者さん、獣医師さんなのです。そんな獣医さんでも、このヒトデみたいな子は珍しいみたいなのです。
「フーム。」
カナちゃんのお父さんは、ちょっと首をかしげていました。
「この子は体力的に弱っているのかな。」
カナちゃんのお父さんは、ヒトデみたいな子が元気になるように頑張ったのです。
カナちゃんのお父さんは、とても忙しそうでした。
気がつくと夜になっていたのでした。
カナちゃんのお父さんは、ボクの家に電話してくれたのです。
後でボクを車で、家まで送ってくれるらしいのでした。
「あっ!」
カナちゃんが驚きました。ヒトデみたいな子が、元気になったのです。
もうこの子はヒトデではありません。
===== おほしさま =====
この子はキラキラとしていました。
「うわああ・・・。」
カナちゃんの眼もキラキラとしています。おほしさまみたい・・・。
===== ありがとう =====
「えっ!?」
「え・・・。」
「うわ。」
ボクとカナちゃんと、カナちゃんのお父さんは驚きました。
だってヒトデ・・・・、いや、おほしさまが喋ったのだから・・・。
===== ガラッ =====
「わっ!!」
またボク達はビックリ・・・。だって誰もいないのに勝手に窓が開いたのだから・・・。
「ボクは帰るから・・・。ありがとうね・・・。」
またしても、おほしさまは喋りました。
「あ、そうそう、お礼にこれをあげるね。」
「あれ。」
気が付くとカナちゃんの掌に、小さな箱があったのです。
その箱も、とてもキラキラと輝いていました。
===== さようなら =====
おほしさまはフワフワと、窓から空に上がっていった。
あっという間に、おほしさまは小さくなっていきます。
===== キラキラ =====
でも、おほしさまは力強く輝いていました。
「カナちゃん・・・。」
カナちゃんはキラキラとした箱を抱きながら、笑っていました。
そんなカナちゃんを見て、ボクとカナちゃんのお父さんもニッコリと笑ったのでした。
<おしまい>




