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28 ダンジョンリフォーム

「お帰りなさいませイリ様」


コアルームに帰還するとドニシャが跪いて迎えてくれた。


「ただいま。問題はなかったか?」


「はい。ギルドから依頼を受けた冒険者と王都が滅びた噂を聞きつけた周辺魔王の手下が大量に来ましたが全て返り討ちにしました」


連戦しまくったみたいだな。


ドニシャをよく見ると灰色の肌や銀髪は変わらないもののドレス風の黒い鎧は綺麗な光沢を放ち身体全体から薄く漏れる闇のオーラも今までとどこか質の違う深い力を感じた。


もしかすると成長しているのかもしれない。


「それはご苦労だったな。今日は土産もあるんだ、後でドニシャにも渡そう」


「お心遣いありがとうございます」


ドニシャとの挨拶を済ませてダンジョンコアの球の場所に行こうとすると上の階から武装した黒いエルフ達が降りて来た。


普通に敵居るじゃん。


急いでドニシャに指示を出そうかと思ったら黒いエルフ達が跪いた。


「ドニシャ様、冒険者を討ち滅ぼしてまいりました」


どゆこと。


「ゾラ隊だけで討伐するとはやるではないか、次の侵入者が来るまで待機するのだ」


「はっ」


黒エルフ達は立ち上がると入口付近まで下がった。


「ドニシャ、アイツら誰?」


「ご説明が遅れまして申し訳ございません、あの者達はダークウォーカーが進化した姿なのです」


へぇ進化とかあるんだな。


それじゃ育てたら強くなるってことか。


にしても黒いエルフに進化ってどういうことなんだろうな。


ダークウォーカーは闇を人型にしたレベルの見た目だったのにあれじゃもうエルフの親戚レベルだよ。


「そうだったのか、戦力が強化されるのは良いことだ。ドニシャの功績だな」


「お褒めの言葉ありがとうございます、更に戦力を強化していく予定にございます」


良いね。


大して強く無かったダークウォーカーが今や光る原石だな。


「名前まで付けたようだが好きにしてくれて良い扱いは任せる」


「はっ。」


俺はダークウォーカーに小鳥の身体を掴んで貰い憑依を解除した。


本体と合流し視界が切り替わる。


んーやっぱり元の姿が一番だな。


ダークウォーカーに小鳥を鳥籠に入れるよう指示し、俺はダンジョンコアの球を操作した。


ホログラムをタッチしていきダンジョンステータス画面を表示させる。


──────────────────


名称:王都

マスター:マヨミヤイリ(闇の魔王)

レベル:4

領域面積:224R

コア数:1

ランキング:298/438

配下総数:31/500

眷属数:3/4

DP:35540


戻る メニュー


──────────────────


おおー色々と伸びてるねー。


ダンジョンレベルが4になってランキングも300以内に入って来た。


そしてまたたんまりDPが貯まってるじゃないの。


メニューに戻ってクエストをタップすると達成しているクエストがかなりあった。



魔王を3体討伐する 達成


侵入者を500討伐する 達成


眷属を3体にする 達成


自ダンジョン領域外で500以上討伐する 達成


自ダンジョン領域外で1000以上討伐する 達成


フォロワー2万人越えのインフルエンサーを討伐する 達成


配下を進化させる 達成


グレート級以上の冒険者を討伐する 達成


スペシャル級以上の冒険者を討伐する 達成


エピック級以上の冒険者を討伐する 達成


レジェンダリー級以上の冒険者を討伐する 達成



全部で11のクエストを達成していた。


クエスト達成報酬のDPは合計20600DPだった。


今回はアイテムも報酬として貰えたようで水色の金属で出来た両刃の剣と2つの髑髏が向かい合うデザインのアミュレットが上から降って来た。


うーん俺は戦闘員じゃないし憑依した小鳥も装着出来ないからな。


眷属の誰かにあげよう。


俺はホログラムを操作しイベントクエストからルーキーランキングを確認した。


現在は62770DP獲得しておりランキングは2位に上昇していた。


すげぇもう2位まで来たじゃん。


トップはどんな具合だろ。


1位のDPを調べると63910DPだった。


あとちょっとじゃん。


これはいけるわ。


1か月以上残して今の順位なら余裕だろ。


俺はランキング順位に満足してホログラムを操作しダンジョンステータス画面の配下をタップして詳細を見た。


新たにダークエルフという種族とクルクが追加されている。


本当にダークウォーカーから進化したらしいな。育てたらもう一段進化したりしてな。


クルクの詳細を見ると闇豚とだけ説明されていた。


クルク達眷属も進化する可能性もあるよな。


どうなるか楽しみだ。


配下情報を閉じて次は領域拡大の画面を開いた。


ダンジョンレベルが上がったことで1Rに必要なDPコストが更に上昇し1Rが300DPもするようになっていた。


所持してるDPを全て使えば倍近く領域を拡大できるが、ルーキーランキングが案外早く1位になりそうなので少し余裕があると思う。


眷属も増えたし配下も進化した事だしで、ここで思い切ってダンジョンリフォームをしてしまおう。


イメージしているのは地下1階がダークウォーカーや黒エルフ等の配下が使用する階層、地下2階が眷属達、コアルームが俺だ。


防衛の基本は地下への入口までに討伐することにして地下は全て居住空間で良いと思う。


広大なダンジョン領域持ってんだから大丈夫だろ。


俺は早速地下1階から取り掛かった。


450DPを消費しフロア拡張で1階を正方形に4倍程広くした。


上からゴゴゴという音が聞こえてすぐ止んだ。即時反映されるみたいだな。


元々サッカーコート半分くらいの面積だったからこれでサッカーコート2つ分だ。


アイテム設置/変更から50DP消費して元々あった檻やら拷問装置やらを全部削除した。


綺麗になったところで階段を中心に1階を2つのエリアに分ける。


施設設置をタップしてエリアの半分に8畳ほどの小部屋を20部屋建設した。


小部屋は1つ20DPのコストで合計800DP消費した。


次に400DP消費して12畳ほどの部屋を10部屋建設した。


これで個室と廊下が何列もある進化用のエリアと何も無いただ広いだけのダークウォーカー用のエリアに分けるつもりだ。


次に模様替えだ。


全ての8畳の部屋には壁に掛けるタイプの照明石が入ったオブジェと、2段の木製ベッド、テーブルに椅子4脚、引き出し付きの棚を2つ設置した。


合計1600DPの消費だった。


12畳の部屋には照明オブジェとシングルベッド、テーブルに椅子4脚と棚を2つ、そしてクッション性の高いソファーと茶色を基調とした柄の入った絨毯を設置した。


どれも8畳部屋のアイテムより1段階コストの高い物を選んでいる。合計1500DPだ。


何も無いエリア側には地球の公園にあったような背もたれがある木製の長椅子を両端に5脚ずつ用意し、武器や防具を収納するスペースを椅子の無い壁側に設置した。


あと100DPで武器や防具の手入れ用品が入った箱も置いた。


次は地下2階だ。


眷属達の趣味があるだろうしアイツらが気に入らない物を置いてもしょうがない。


必要最低限にしておく。


1階の時と同じくアイテム設置/変更から50DP消費して元々あった檻やら取り合えず置いたベッド等を全部削除した。


サッカーコート半分くらいの空室になったところで、新たな個別のエリアを4つ増設し元からあったエリアに繋げた。


上から図式で見ると左右に通路を2本ずつ開通させその先に新しいエリアを合計4つ作った感じだ。


新エリアの面積はサッカーコート半分程で壁や地面は石材で造られている。


次に新エリアにアイテムを設置する。


壁掛け照明石オブジェ3つ、高級ベッド、高級テーブルと椅子、テーブルの上に幾つかの食器を置いただけにしておいた。


そして施設設置からキッチンを選択し各新エリアに建設する。


かなり殺風景なエリアだが、後は各眷属が好みでカスタマイズしてくれ。


後で各眷属には小間使い用のダークウォーカーを配属させるつもりだから必要物資の調達はそいつらにやってもらえば良い。


2階の改築はなんと合計1690DPで済んだ。


最後はここコアルームだ。


他と同じくまずはアイテム設置/変更から檻やら拷問器具やらを削除し、模様替えをしていく。


壁と床はマーブルの大理石みたいなのにして、ダンジョンコアこと球の向かいに黒い革張りのソファーと白いローテーブルを置く。


俺は浮いてるから使わないが来賓用だ。


施設設置から調合用ラボ設備を選択して奥に設置し、ラボ設備付近に実験台用の長いテーブルを配置した。


入口から見て左右の壁にはマネキンみたいな人間サイズの木製人形をスタンド付きで数体配置し、寒冷の石が内臓された冷蔵庫と様々なグラスで埋められた食器棚を中央より少し奥に配置した。


そして壁寄りに紫の光を放つ間接照明石オブジェを数本設置し中央の天井にミラーボールを取り付けダンジョンコアの左側に木製のステージを建設した。


ステージとダンジョンコアの間に椅子を10脚程置いて模様替えは完了した。


地下1階からコアルームまで合計7990DPを消費した。


現在48150DPも残っている。


結構残ったな。


3万DP程領域拡大に使おう。


俺は領域拡大から100R取得し3万DPを消費した。残りのDPは4体目の眷属化とか用に残しておく。


マップを見ると俺のダンジョン領域は王都を越え周辺の平原や森を通り越し貴族領のような農村地域を幾つか取り込んでいた。


「警告、侵入者を検知しました」


早速球が侵入者扱いとなった者達を知らせてくれる。


「その警報系って地下全体に聞こえるように出来る?」


「可能です」


球にやり方を教えて貰い、ダンジョンリフォームから各階に20DP消費して音声機能を搭載した。


マップも一々コアルームに確認しに来るの面倒だよな。


ついでにダンジョンマップのホログラムを表示するホログラムプロジェクターを各眷属の部屋と地下2階と1階の中央に配置した。


「ホロタでダンジョンマップを確認出来るようにならない?」


「可能です。アイテム設置/変更からアップデートを選択し対象のホロタを選択してください」


出来るんかい。


球の言う通りに操作すると今ダンジョンに居る俺とドニシャのホロタしか選択肢に出てこなかった。


今は2人分だけアップデートを済ます。


ダークウォーカーが持って居てくれていたホロタを回収して起動すると画面領域下部にダンジョンマップという項目が追加されておりタップすると球と全く同じダンジョンマップが表示された。


侵入者の位置や色分け表示もそのままだ。これでコアルームから離れていても確認出来るようになった。


憑依するとホロタを使えないから俺にはあまり意味無いが眷属達には便利だ。


俺は球から離れダークウォーカーから袋を受け取ると近くのローテーブルに魔法の粉達を並べていった。


待ってましたこの時を。


ようやくご褒美の時間だ。


「フフフッ…」


俺は両手を擦り合わせ上機嫌で笑い声を漏らしたのだった。



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