FOREWORD: エラ様の本
今日の改訂には少しでけ段落の書式編集してみた。読みやすくなったかな?まぁ、コーモン語は難しいだでけど、頑張るぞ!オウンのためにな。
俺は町にうろうろしてる白髪のヤツと違う、エラ様。
ガキドモが腕を引っ張って話を聞きに来るモンじゃねぇんだよ。
ちゃんとした言葉を使った物語が望みなら、選択が間違い。ごめん。
オウンに無理やり習わされるまでは、コモン語を喋られなかったんだ。
それ上に、どんな言語でも俺の話し方が下手くそ。大目に見てくれよな。
丁寧な言い方は知らん。
血や骨や!アウトウォール族だからな。
俺らアウトウォールに住み、アウトウォール語を話す者だ。
学校には行かないんだよ。工場のオーナーは、「昼間の無駄遣い」と、子供の頃にはみんなが賛していた。
ダーも工場で働いた。マーもそうだった。
まぁ、サボってるアウトウォールの悪ガキを追いかける教師はいない。
時間の価値はないからな。
満席だろうが空席だろうが給料をもらっている。
変わった姉だけがそのコモン校に通っていた。俺は行かなっかたから、俺の事を嫌がってになっただろう。
目を閉じて姉を思い出すと、今でもあの日の事が思い出される。
俺たちの最後の喧嘩。
もしかしたら、オウンも悲しませてしまったのだろうか?
エラ様、なぜ依頼を受け取ったのか知りたければ、オウンがその理由だ。
姉ができなかった事を、オウンはしてくれた。
昨日、あの市場広場で突き飛ばされた。
オウンがパヴィース盾の大きさの手で背中を叩き、お前が座っている所まで俺を誘導したのを感じたんだ。嘘じゃねぇんだよ!
他の誰かが居なかったよな。
見てしまっただろう、俺が転んだとこ。だって聞いてた、お前の笑い声が。
なぁ、雪華バチの音を知ってるか?
オウンは話すと、まるで5匹のバチが花から採れるやつを取り合ってるみたいに聞こえるんだ。
そして地面から立ち上がった時、彼の声が頭の中で鳴り響いた。
「ナダン、エラ様の本を取って、君の物語を書いてくれ。我のために、ね、ナダン」
オウンの頼み事だけは断れない。
まぁ、エラ様にも断れなかった。
だって、お前、輝いていた… それ、正しい表現かな?
息をするたびに、市場広場ではなく、ヴェインの野原に立っているみたい。
家畜と持ち主の悪臭が花の甘い香りで洗い流されーー
カビ臭い毛皮やふん、何日にも風呂が入ってない農家らは、バラやグリーンベリー、ライラックに変わっていった。
姉でなぁ、ライラックが好きだった。
でなぁ、お前の声はセイレーンの歌よりもっと致命的のはを想像させるんだ。
いや、言いたいのは、セイレーンなら無視できるんだ。
でも、エラ様の声は…
微笑みでも、最も深い地下牢で俺らの行くべき道を照らす千本の松明みたい。
とにかく、厚い本を俺の手に押しつけ、あと俺の手の上に自分の手が置いていた時、硬い表紙が手のひらに滑らかに触れた。覚えているか?
お前の手の温もりは命そのもの氷で覆われたように感じさせた。
そうよ!お前の本をもらった。魂の中の何かがそうしなければ人生が終わり、オウンも決して平静国に戻らんと言っていた。
もしオウンがここに立っていたら俺にこう言うだろう。
「言葉を正しく使えないんだって。どうでもええだろう、ナダン。神々様は気にしないさ」
だからなぁ、オウンのために、俺の物語をする、エラ様。
代わりに、何かしてくれないか?できる事なら、神々様がやらない事をやってくれ。
オウンを平静国に送ってください。