表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/91

僕のあだ名を知ってるかい、ボンクラ野郎と言うんだよ

それは、まだ朝日が昇る前に起きた。


「起きて、起きて」

ティーがうるさい。


「おーきーてー、ねぇ、ねぇってば、起きろー!」


「あぁ!うるさい!なんなんだよ、まだ日も登ってないじゃないか!」


「ジジイじゃなかった!ガジュマル様から連絡来てる!もう!いっつもジジイって言うからうつっちゃったじゃない!」

ジジイを正式名称にしてしまえば良いのだよ。


しかし、珍しいな?


「もう、ジジイで名前統一して良いんじゃないか?とりあえず繋いで」


「うん」

これは、名前統一のうんなのかな?繋いでの返事のうんなのかな?


「ジジイを認めたつもりはないぞ」


「そうなの?まぁ、ジジイって呼ぶけど、そんな事より何かあったの?」


「うむ、ちとまずい事になったのじゃ」


「なになに?」


「ここの領主が北の辺境伯になってしまいそうじゃ」


「は?」


「現領主と宰相が新たな開拓地の視察現場にて行方不明となった。

ここの法律で1週間不在なら、北辺境伯が暫定領主になる。

1か月不在のままなら、暫定領主が正式に領主になって前の領主が見つかっても戻れん」


「ジジイなら場所分かるんじゃないのか?」


「流石のわしも完璧な場所は把握出来ておらんが、ここじゃろうって場所はある」


「どこ?」


「開拓地のそばの嘆きのダンジョンと呼ばれているレイスやバンシーが中心のダンジョンの地下25階じゃろうな」


「なんだ場所分かってるなら救出に行けば良いだけじゃん」


「それがな、そもそもそんな所に彼奴らが居るのは、落とし穴の罠にはまって落とされたせいなんじゃが、このダンジョン全50階でまだ30階ほどしか攻略出来ていない高難度ダンジョンなんじゃ、今から行ってもおそらく救出に1か月かかってしまうじゃろうな」


「その救出に俺が行けって事?」


「いや、おぬしが行ってもさして変わらん」


「じゃあ、俺がする事無いじゃん」


「おぬしは察しが悪いのう、北の辺境伯が領主になったら、おまけでバカ息子もついてくるのだぞ」


「そりゃそうだろうね」


「アリシアは人質として領主が預かるのじゃぞ」


「…ちょっと出かけるわ」

俺はジジイとの会話を強制的に終わらせて、部屋を出る。


そのまま出口方向に向かって歩き出した。


「おい!お前!どこに行くつもりだ?」

途中で警備のおっさんに見つかった。


「あ、悪いね、俺ちょっと行かなきゃならない所あるから、ここ出るわ」


「そんな事出来るわけ無いだろう!止まりなさい」


「邪魔するなら、コロスヨ」

おっさんに殺気を当てた。


今の俺ならこれくらいは出来る。


「連帯責任でここの全員が迷惑するんだぞ!」

足がガクガク震えているが、必死に訴えかけてくる。

思ってた以上にこのおっさん根性あった。


押し問答をしているうちに、人が集まってきた。


どうやら時間稼ぎをされていたらしい、警備員だけじゃなく、剣闘士達もやってきた。


「お前ら、俺を止めるつもりなら覚悟しろよ、腕や足じゃなくて首の骨折るからな、そのつもりで来いよ」

日頃から、ボッキボキに折ってきてた実績のおかげか、周りの人間が明らかに怯んでいる。


「あと半年もしたら解放戦に挑めるじゃ無いか」


「そこまで待てないんだよ」

どんどん緊張感が高まっていく。


「俺の権利をこいつに渡す!それならいいだろ?」

ブルームの声が割って入った。


「権利の譲渡なんて今まで聞いた事無いぞ」

警備のおっさんがそう言い返す。


「だが、どこにも駄目だってかいてねぇじゃねぇか、それともあれか?ここで殺し合い始めた方が良いのか?」


「…わかった、上に掛け合ってくる」

そういうと警備員のおっさんが出ていった。


「そういう事だ、何があったか知らねぇが、日が昇るまで待て。

それくらいは待てるだろ?」


俺は黙って頷いて、自分の部屋に戻った。


俺の頭はアリシアをどうやって連れ出すか?

でいっぱいだった。


歌詞

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ