お前の罪を数えろ
早速のイジメる宣言の後、ちょうど時間になったので夕食となった。
配給制で食堂の厨房のところに行き、トレイに同じ料理を乗せてもらう。
同じといっても、ランキングが同じもの同士だ。
上位100人に入ると、色々追加で頼める様になり、上位50人から別のメニューになり、上位10人はそもそもここじゃない場所で食べるらしい。
ということで、ゴーバンは奥のドアを開けて別室に移動した。
上位10人の1人らしい、周りの話を盗み聞く感じかなり人望があるっぽい。
そして、俺も配給の食事を持ってテーブルに着くと早速嫌がらせが始まった。
ボチャっていう音共にスープの中に汚い泥みたいなのが入った。
ニヤニヤしながら、俺を見て居る。
まだパンは無事だから、それだけでも食おうとしたら、叩き落とされてパンを踏みにじられた。
ま、こんな事だと思ってたよ。
ニッコリ笑ってそいつの持ってるトレイを蹴り上げた。
そこら中にスープを撒き散らかしながら空中に浮いたパンをもぎ取り口にねじ込む。
食わなきゃ身体が持たないからね。
自分のがないなら他人から奪うだけだよ。
当然殴りかかってきたけど、ムカついてたしちょうど目の辺りにウォータードロップで目潰しして、動き止まった隙に後頭部を掴んで、そのまま顔面を床に叩きつけた。
辺りが騒然としてきた。
真っ先にテーブルから立ち上がって殴りかかってきた奴をカウンターで沈めてそいつのスープとパンを奪い取ってスープで流し込みながら全部食う。
そんなこんなで、5、6人動かなくなった所で看守みたいな奴が2人来た。
両方とも警棒みたいな物を持って居る。
さすがにこれに抵抗するのはまずいかなぁって思ったらこいつら俺を両方から羽交い締めしてきた。
調子に乗った奴がそれ見て、俺の腹にパンチを入れた。
反撃できないと思ってるのか目の前で隙あるから、内回し蹴りでコメカミを思いっきり振り抜いてやった。
両方で羽交い締めしてる看守も脇が甘い。
ちょっと体をずらすだけで簡単にバランス崩した。
その隙使って羽交い締めから抜けて、ついでに2人の持ってた警棒みたいなやつを奪ってみた。
それを2人の後頭部そっと当てて
「事故起こらなくてよかったですね」
って言ってニッコリ笑ってやった。
お!だいぶビビってる。
これだけやったのに、まだかかって来ようとしてる奴がいる。
しょうがない、1段ギア上げるか、ここからは人じゃなくて魔物相手だと思うことにしよう。
「終わりだ!全員メシを食うか自分の部屋に戻れ!」
ゴーバンがドアをバーンって開けてそう宣言した。
俺の所にまで寄ってきた。
「こいつらも、やりたくてやってる訳じゃないんだ、少しは加減してやってくれ」
えー、あのニヤニヤは絶対やりたくてやってただろう。
「加減したから、誰も死んでないでしょ」
「お前、俺が止めなかったらヤルつもりだったろう」
「尊い犠牲って必要だと思うんだ」
「それだけは辞めろ、さすがに生かして置けなくなる」
「………分かった」
その後は俺の寝泊まりする部屋に連れていかれた。
部屋?
どう見ても牢屋だな、イメージ通りの牢屋。
鉄格子がはまってて、そこに20人ほどが雑魚寝して居る感じの場所。
ここがランキング400以下の部屋らしい。
この闘技場はだいたい500人くらいが常時居るらしく、だいたい下位100人はこんな感じの部屋に押し込めらとの事。
「よう、ここはランキングが1番上の奴が仕切る事になってるから、この部屋に居る限りは俺の言うこと聞いてくれよ」
牢屋の奥に居るヒゲモジャな原始人みたいな男がそ言ってきた。
「寝れるのと危害が加わらない限りは大人しくしてるよ」
「俺はゲンって言うんだが、お前さんは?」
「リュース」
「お前、ゴーバンの旦那に説明受けてるよな?」
「まあね」
「じゃあ、寝るのも、危害が加わるのも、しょうがねぇって思ってくれ」
「分かった、誰ぶちのめせば良い?」
「………全員だ」
20対1の乱闘を制しないと寝る事も出来ないらしい。
特撮の決めゼリフ




