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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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個人的感情でぇ、お仕置きよ!

さて、どうしたもんかな。

明後日には決闘なんだけど、今更ながらにルールが送られてきた。

魔法は使い放題、ただし俺は奴隷なんで生活魔法のみ。

武器は剣のみ、他人の剣を借りるのは禁止、また今から譲り受けるのも禁止。


ここまで正面から嫌がらせされるとむしろ清々しくさえある。

とりあえず剣の調達をしないと不戦敗になるらしい。

なんだそりゃ。


鍛治工房のおっさんに相談しよう。


うわ、なんだこりゃ?

前来た時と違ってめちゃくちゃ忙しそうだ。


とりあえず、バイモンのおっさんを探し出す。

「おっさんこんにちわー」


「だから、おっさんって言うなっていってるだろ!」

めっちゃ忙しそうなのに、作業しながらちゃんと返事だけしてくれるとか、やっぱりこの人良い人だよなぁ。


「なんか俺決闘しなきゃダメで、剣が必要なんだって」


「ああ知ってる、そのせいでここもこんなに忙しくなってるからな」


「どういう事?」


「北の辺境伯が大至急で100本生産注文入れてきた。

しかもキッチリ最速価格の前払いでな。

コレで断る事は出来なくされた。」


「それされるとどうなるの?」


「コレが全部出来上がるまで他の剣を作ることが出来ねぇ。

その代わり通常価格の10倍だからな、普通はありえねぇ。

どう考えてもお前に剣を渡さない為の嫌がらせだろうな」


「そこまでするんだ」


「完全にお前を殺しにかかってるぞ」


「まいったなぁ、どうしよ?」


「んー、実はな試しに作ろうとして失敗したのがあっちに転がってるんだ」

そういって指を指した先には一本のめちゃくちゃ長くて細い剣が転がっていた。


鍔もないし、妙に分厚い。


「色々試したんだが、どうにも刃が上手く出来なくてな、ナマクラになっちまった。

これじゃ棍と大して変わらないからな、剣としては失敗先だ」


「本当だね、コレじゃ剣としてまともに使えないね。

あぁ、そうだ、分厚い革の手袋なんてゴミ箱に捨ててない?」


「おお、ちょうどこの手袋新しいのに変えようと思っててな、今捨てる所だった」

そう言って自分の履いてる手袋をこっちに放り投げてくれた。


「捨ててあるの拾っても良いよね。」


「さぁ知らねぇな、そんなゴミ見たいのいちいち誰が拾ったかどこにあったかなんて気にしないからな」


「それもそっかー」

そう言いながら、俺はおっさんに深々とお辞儀してこれらを拾って帰る。


「負けるんじゃねぇぞ」

おっさんの小さいつぶやきが俺の背中に届いた。


剣が手に入った情報が漏れないように、アイテムボックスに仕舞い込んで俺は人のほとんど来ない場所へと移動した。


そこで今回の剣の練習をする為だ。

アリシアが見張りをかって出てくれた。


剣といっても、剣としてはまともに使えないし俺自身も剣はあまり得意じゃない。


なのでこれを棍として使うつもりだ。


いくらナマクラでも刃の部分を素手で掴むのは無理だ。

そこで右手は先程貰った鍛治手袋、左手は常に柄の部分を持つ。

今までの三節棍とはかなり違う動きをしないといけないので、身体に馴染ませないとならない。


ほぼ鉄で出来てるから、めちゃくちゃ重たいからその辺もよく馴染ませないとならない。


幸い、日数的に丸一日練習できたのはありがたい。


ギリギリなんとかなった。


後は当日、キッチリお仕置きするだけだ!


見とけよ!何かに代わったりとかはしないけど、思いっきりお仕置きしてやる!



アニメの決めゼリフ

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