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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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感情通り八艘飛び

なんとか書きました。

ローズクォーツはこちらと同じ数になるようにクリスタルウルフを呼び出した。


同じ数、アリシアも含めてである。


戦闘は三元豚3匹、メイシア、エレオラで3匹、俺がローズクォーツという形になった。


三元豚はストライカーという突進攻撃を得意とするジョブについており、数の優位性を充分活かす戦闘が得意だ。


同数でしかも素早い狼と足を止めての戦闘は決して得意ではない。


しかも、ここは奴らが得意とするテリトリーだ。


魔法を使えるのもかなり厄介である。


メイシアとエレオラも流石に3対2の戦いで苦戦せざるおえない。


さて、俺だが…


相手の視線を外すように動きながら近づいて行く。


魔法を使うのが分かっているので、直線で移動する事は出来ない。


突然に耳の中がキーンって音がした気がした。


急にバランスが取りづらくなり思わず一瞬足を止める。


俺は三半規管を揺らされたと直感した。


その事に気を取られて瞬間に目の前が真っ赤になる。


なんらかの炎の魔法を撃たれた!


反射的に後ろに飛び退る。


狙いすましたように炎の壁の右からローズクォーツが襲いかかって来た。


ギリギリ棍状態の三節棍で相手の爪を凌いだ。


そのまま連続攻撃を仕掛けてくるが、これもなんとか防ぐ。


相手は、ぽんっとジャンプしてまた距離をとって来た。


おそらく超音波のようなもので三半規管を揺らし、相手の動きが鈍ったところに範囲の広い火で攻撃、それを目眩しにした奇襲。


これがこいつの基本的な攻撃パターンなんだろう。


良く考えられている。


最初の超音波らしきのは見えない上にこっちが動いているほど効果が大きい。

これのせいでこちらから積極的に攻撃できなくなり、カウンター狙いな戦闘をせざる得ない。


次の火の攻撃も無視するにはキツイ攻撃だし、範囲が広いので避けるのにも動作が大きくなる。


そしてそれをブラインドにした、上、右、左、可能性として正面のどこからかの奇襲。


流石にこれを全て防ぎ続けるのは至難の技である。


まともにやれば、だけどね!


俺は雷属性を全身に纏い、そこから正面のローズクォーツに向かって一本の属性のセンサーを伸ばす。


デスファントムでやった事の応用だ。


正面と念の為、後方、両斜め後方にセンサーを伸ばして周囲の把握をする。


ティーもすでに阿吽の呼吸で俺の後ろにへばりついた。


超音波が来る。


来ると分かっていればこの攻撃は耐えれる!


火の壁が襲って来る。


その瞬間、ローズクォーツが左に飛んだのを感知した!


それに合わせて同じ方向に飛ぶ。


相手が着地した瞬間俺が目の前にいる。


少しだけ俺の棍より距離が遠い。


強く踏み込んで棍を大きく振る。


相手は半歩ひいてこちらの攻撃をかわす。


しかし、それがかわされる瞬間、俺は棍に魔力を込めて三節棍状態にして一気に距離を伸ばす。


前世じゃネタ武器だった三節棍だが、この世界だと魔法の補正で段違いの威力だ。


棍状態での威力が途中で三節棍にしても減衰しない。


魔力を込めているせいか、ちゃんと振り切れる。


そのおかげで、大振りの全力の攻撃が避けたと思っているローズクォーツの顔にぶち当たる。


流石にこの一撃で倒れるほどやわではないが、無視できない強烈な一撃がローズクォーツに入った。


これで、相手も迂闊に攻撃できない状況を作り出せた。


ただ、このままじゃいずれ俺の魔力が尽きて負ける。


なので俺の方から仕掛けるしかない。


タイミングを見計らいもう一度大振りに相手を攻撃する。


先程の事があるので、今度はかなり距離を取って相手が避ける。


この瞬間を待ってた。


そのまま根の軌道を変えつつ魔力を注いで最大限に三節棍を伸ばしながら反転して、メイシアとエレオラが戦っているクリスタルウルフを上から打ちつけた。


そこにエレオラが渾身の追い打ちをかける。


メイシアは他の2体を上手く牽制してこの戦闘に参加させない。


2対2なら、エレオラ達ならなんとかするはず。


戦力比は数の二乗っていうし。


どういう意味かって?


2対2なら戦力は同じだけど、2対3なら単純に相手が1多いじゃなくて、二乗の4対9になるって事。


戦力比4対9で互角に戦えるなら、2対2なら余裕のはず。


そして、俺が反転したもんだから、ローズクォーツが俺に襲いかかって来た。


残念ながら俺にはセンサーもあるし、ティーという第2の目もある。


相手の軌道に合わせて、ウォータードロップを置いてやる。


一個じゃ流石に心許ないから、縦横十字になるような位置で出現させる。


相手の目に入るように。


水っていきなり目に入ると染みるんだよねぇ。


狙い通りいきなり目に水が入った事で相手の動きが止まった。


チャーンス。


死角に回り込みながら思いっきり突きを放つ。


相手はなんとか避けたが、バランスを崩した。


一気に間合いを詰めながら怒涛の連続攻撃を喰らわす。


避けきれなかった攻撃がいくつか当たる。


堪えきれず、ローズクォーツは大きく飛び退った。


そこにはエレオラがいた、着地する瞬間エレオラが剣の腹で思いっきりローズクォーツを引っ叩く。


その後ろではメイシアと三元豚が最後のクリスタルウルフを倒していた。


「ティー、もう一回ジジイ呼んでくれ!」


「分かったー!」


「なんじゃ?」


「もう一回交渉してくれ!」


「ほう、あくまでテイムさせるのか?」


「最初からそういう話だろ?」


「そうじゃったな」


何やら犬の唸り声みたいな会話が続く。


しばらくして、ローズクォーツから何か赤い水晶玉みたいなものが現れる。


それを眺めていると、今度はティーから半透明なジジイが現れた。


そして水晶玉を取り込んでいくごとにダンジョンにジジイの本体が具現化していった。


「ふむ、このダンジョンの掌握に成功したわい。

これはテイムするんじゃろ?」


「え!ちっさ!」

そこには柴犬くらいの中型犬くらいの大きさのローズクォーツが横たわっていた。


「ダンジョンコアからの過剰な供給でデカくなっていただけで、元のサイズはこんなものじゃ」


「か、可愛い」

アリシアの目がハートになっている。


「弱っているからな、そのまま消えるかもしれんからさっさとテイムした方が良いぞ」


「はい!名前はローズにします!」

そう言いながら、テイム魔法をかける。


アリシアがテイムに成功し、ローズを取り込む。


こいつも弱っているから、しばらく表に出れないそうだ。


「テイム魔法だけだとこういう時不便なんだなぁ」


「うん、だから私、正式にテイマーのジョブに就こうと思う」


「それが良いね、よし!帰ろう!」


とりあえず、初ダンジョン攻略!

で、良いんだよね?

歌詞

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