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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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俺のこの手が真っ赤に燃える

ペース遅くてすいません。

マイペースでやっております。

「おりゃあ!」

状態異常には気合いと根性!


冗談みたいな話だが、これ本当。


もう少し難しく言えば、体内の魔素を活性化させ状態異常に対してレジスト出来れば、被害を受けないか最小限で済む。


要は、お前を倒すと轟き叫べば、割となんとかなる。

………はず。


とにかく今も気合いと根性で自分を奮い立たせ、デスファントムに一撃喰らわせる。


俺の使っている武器は系統としてが打撃系だ。


戦い方も剣などの様に切り捨てるのではなく、相手を仰け反らせたり、弾いたり、いわゆるノックバックからの連続攻撃で転倒や硬直を狙う崩し技が基本になる。


これで出来た隙に痛烈な一撃を叩き込むのがセオリーなんだけど…。

デスファントムが厄介なのは、こちらの攻撃がすり抜けるせいで、この流れが作れない。


それでも一撃喰らわせれば、一瞬だけ動きが鈍る。


ほんのわずかだが、そこを突くしか今は選択肢がない。


「どっせい!」

気合いを入れて、棍を使って棒高跳びの様に自分の体を一気に上空へ浮かばさせる。


オークエンペラーの時と同じ要領だ。


しかし、今回はモンスターの種族が一定してない為、頭の高さがバラバラだ。


その為、届く場所に頭がなかったりする。


それを棍で調整するにも高さが違いすぎて、なかなか難しい。


しょうがない、これも練習途中でほぼぶっつけ本番みたいなものだがやるしかない。


「エアーボード!エアーボード!」


魔法名をしっかり唱える事で、全く同じサイズの正方形の空気の板を2枚作り出す。


エアーボードは基本のサイズは、10cm×10cmで厚さ1mmほどだ。


非常に脆い空気出来た板で、ちょっとした衝撃でも崩れる。


これに足を乗せても、一瞬で崩れるのでこのままじゃ使えない。


だが、俺はこれを自分と水平ではなく垂直に出した。


これでこのエアーボードは10cm×1mmで厚さ10cmの物になる。


これを少し離して二の字になる様に展開する。


厚さが10cmにもなれば、単純に強度は100倍だほんのわずかだが衝撃にも耐えられる。


それが2枚だから、200倍の強度。


これなら一瞬だけだが足場になる。


ただ、自分の足の裏とこの2枚が完璧に垂直で、完全に高さも一致していないとならない。


空中で移動しながらの精密な魔法展開。


想像以上に集中力と判断力が必要で、正直周りの状況を把握している余裕がない。


目の端で捉えた、魔物の少ない場所に向かってひたすら移動する事しかできない。


「おうっわ!」

変な声が出ながら魔物の囲みから抜け出た辺りにダイブする。


その時の勢いをうまく利用して前転するような形から立ち上がる。


「後ろ!」

俺にずっとくっついているティーが叫ぶ。


さすが俺に憑いているだけあるな。

あれだけの動きをしてもちゃんと一緒にいるよコイツ。


振り向きざまにデスファントムに向かって三節棍を叩きつけ…なに!


視界の端に居たバグベアが飛びかかってきた。


そのせいでデスファントム向かうはずの三節棍が、コイツのせいで射線が遮られる。


鈍い音をさせながら、一撃でバグベアは葬ったが、デスファントムに距離を詰められてしまう。


しかも比較的足の速い奴らがあらたに包囲網を形成しつつある。


デスファントムを相手にしたら、包囲網が完成する。


包囲網を妨害したら、デスファントムに手痛い一撃を喰らわせられる。


最悪の2択だ。


あーくそ!

それでも包囲網を崩すしかない。


デスファントムを一撃で倒せるとは到底思えない状況で、包囲網が完成したら確実に終わる。


自分が後一撃はデスファントムの攻撃を耐えられると信じるしかない。


包囲網を組もうとしている魔物たちを迎撃する。


デスファントムの一撃にはもう間に合わない。


覚悟を決めた。


「ケーーーーン」

かん高いキジのような鳴き声が聞こえた。


その瞬間、真っ赤な何かがデスファントムにぶつかる。


なんと、今まで攻撃が素通りしてたやつに、その塊はしっかりを衝撃を伝えて居た。


その衝撃でデスファントムが後方に吹っ飛ばされる。


さらに赤い物体が包囲網を組もうとして居た辺りを飛び回り、魔物たちを焼き尽くす。


そして、そのままボウッ!という音と共に地面に転がり落ちた。


「リンカ!」

慌てて落ちた場所に駆け寄ると、そこには動かなくなった赤い不死鳥が転がっていた。


一瞬死んだかと思ったが、この子も魔物だ!

死んだら魔素に還る。


そうじゃないならまだ生きている!


とにかく抱え…ウヲァッチィ!


炎の中に手を突っ込んだかというくらい熱い!


迷ってる暇はない、俺は全身の付与と武器の付与をとく。


その上で右上半身のみに今までと同じくらいの魔力を使って強力な付与をかける。


選択した属性は炎、熱さにはこれが1番耐えられるはずだ。


付与の強度が強すぎて属性の力が可視化され、俺の右上半身は炎に包まれたように見える。


「うぉぉぉ!」

気合を込めてリンカを抱き抱え、岩山に向かう。


残りMPとか気にしてる場合じゃない。


進路上を塞ぎそうな魔物は左に持った三節棍にガッチリ炎を付与して叩きつける。


「うわぁぁ!アリシア!リンカを頼む!」

視界にアリシアが入った瞬間大声で叫びながら、岩山に飛び込むよう辿りついた。


あ、久々のMP切れだ。

そう認識した瞬間俺はブラックアウトした。

賛否両論あったアニメの名ゼリフ

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