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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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逃げるえすけいぷえすけいぷえすけいぷ仰せのまま

ちょっと短いですが切りの良いところでアップします。

早めに次もアップするよう頑張ります。

「ティー!あいつらこっち見てるか?」


「見てないよ!まっすぐ岩山に向かってる!」

よっしゃ!


俺はその場で地面に片手をつける。


そしていつもの様に魔法を構築していく。


最初にジジイに習った時に詠唱なんて教えてもらわなかったせいか、今でも詠唱するのは何か違和感を覚える。


サインって書いてあるところに、自筆じゃなくてハンコを押してる感じ。


間違っているわけじゃ無いけどサインじゃないよなぁっていう、なんかモヤっとしたものを感じてしまう。


特に樹木魔法は一切詠唱を教えてもらってないので、これ練習の後などは他の魔法も詠唱などを使って居ない。


あ、ちなみに、詠唱は魔法名の前に唱える言葉で、呪文は詠唱を含む魔法名までの事ね。


魔法名だけでも呪文っていうし、詠唱込みでも呪文っていう。


なので、魔法名だけで魔法使う時は無詠唱、魔法名も言わない時は呪文破棄っていうのが一般的。


俺の魔法は大半が呪文破棄だし、それ以外でもほとんどが無詠唱で発動させている。


そして今回の樹木魔法は、先端が異様に硬く、それ以外が弾力性のある尖った草に品種改良して、それをさらに一斉に成長させるという、品種改良と成長促進の混合技。


オークエンペラーで使ったやつとほぼ同じやつだ。


樹木魔法も練習してし、礎魔法の習熟度を上げる練習もしているおかげで、あの時より相当強化されているけどね。


グワギャボヴァァ!


そこら中から阿鼻叫喚が聞こえる。


この魔法、刺さって抜けなくなるけど、よっぽど急所に当たらない限り魔物耐久力だと死なない。


死なないから魔素に還っていかない。


結果、串刺しの魔物のバリケードが出来上がる。


時間稼ぎや多数の敵と対する時にはもってこいの魔法だ。


「よし!ティー!みんなは逃げきれそうか?」

バリケードの隙間へ三節棍を伸ばして強そうな魔物を優先的に間引きながら聞いた。

バリケードを作ったからといって視線を外すような事は出来ない。


「うん!大丈夫そう」


「オッケー!じゃあ俺たちもここから…無理かぁぁぁぁ!」


デスファントムが思ったより早い!


しかも、ターゲットは俺じゃなく先に行ってる他の奴らっぽい。


「こなくそ!」

空中に向かって三節棍を全力で伸ばす。

もちろん雷属性は付与させた。


感触がねぇ!


確実に当たったし、ちゃんと効いてるのは見て分かった。

実際、デスファントムはこちらに向かってきた。

だが、手に当たった感触がない。


つまり、当たった事をいちいち目で判断するしかない。


これはマズイ。


感触があれば目で確認する必要がないから、相手の動きや周囲の状況を確認できるが、わずかな時間といえそのリソースが命中判定に持っていかれるのは相当不利だ。


それでもやるしかない。


倒すじゃなく、逃げる隙を確保するだけだ!


意識を集中していく。


「大変よ!後ろからも大勢来てるよ!」

ティーが焦った声で叫んでいる。


うん、分かってた。


だって、コールホッパー鳴きまくってるもの。


出し惜しみ無しで行くか!


…魔力足りるかなあ。


…付け焼き刃なんだよなぁ。


…加減がわかんねぇ。


悩んでも選択肢もないし、自分の魔力の多さを信じていくしかねぇ!



有名な歌に歌詞、前と後ろを付け替えてる

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