愉快なダンジョン!楽しいダンジョン!ダンジョン!ダンジョン!
職場でメンタルやられて、執筆遅れました。
もう少し頑張ります。
「「うわぁ」」
「「「「「うわぁ」」」」」
2種類のうわぁがダンジョンにこだました。
俺とアリシアは語尾のイントネーションが上がってる、うわぁ。
初めて見たダンジョンにちょっと感動してる!
他のメンバーは語尾が下がってる、うわぁ。
ハズレ引いたぁっていうのが、思いっきり滲み出てる。
ダンジョンの入り口って言う洞窟を抜けると、小高い丘の上だった。
そこから見える大草原。
果てしない大空と広い大地のその中でって感じだった。
そこに点在する、魔物、魔物、魔物。
単独で、あんまり活発的に動かず、種類も雑多だ。
全体的には妖魔が多い感じがする。
緩慢な動きで移動して、ある程度近づくと急に走り出して襲いかかる。
不思議な光景だ。
「ダンジョンってなんか不思議だな!
モンスターもおかしな動きしてるし!」
ちょっと古めのアクションゲームみたいに見えるな。
「ダンジョンだからじゃないんだにゃぁ」
語尾が下がってるよ。
なんだろう、この全体的なうんざり感。
「なんだよー、せっかくのダンジョンなんだし、テンション上げていこうよ!」
「魔物はね、魔素が溜まってそれが形になって産まれるってのは勉強した?」
エレオラの言葉にコクコクコクと頷く俺。
「ダンジョンはね、特に魔素が濃いから魔物が産まれやすいのよね。
でもね、そうやって産まれるにもある程度時間がかかって、その時間で自我が生まれるの」
「あんな人形みたいな動きにならないにゃ」
「じゃあ、あれは何?」
「魔物が何かの理由で、短期間で魔素から産まれると、最も原始的な闘争本能だけで自我が生まれないって現象が起こるのよね」
「その代表的ななのがコールホッパーのエマージェンシーコールにゃ」
「ああ、オークエンペラー出てきた時の」
「そうにゃ」
「あれ?でもあの時のオークエンペラーは割と普通だったんじゃない?」
「戦闘中に闘争本能以外の自我があったかどうかなんて分からないわよ」
あ、なるほど
「それに上位種ほど自我の形成が早いって言われてるにゃ」
「ふーん、で、それとこれが何か関係あるの?」
「はい!」
アリシアが綺麗に挙手した。
「お!アリシアどうした?」
「あれがコールホッパーの現象ならば、今見えている魔物と同数かそれ以上のコールホッパーがこの草原にいるって事だと思います!」
おお!なるほど!
「アリシア正解にゃ!」
「なるひどねー、で、コールホッパーがいたからってなんかあるの?」
「あのね、コールホッパーがうじゃうじゃ居るって事は、ここを探索するとエマージェンシーコールがそこら中で鳴り響いてモンスターだらけになるのよ」
「重戦士みたいな頑丈な鎧でも着てるなら、なんとかしのげると思うにゃ」
あぁ。
俺たちの装備ってみんな軽戦士よりだわ。
俺にいたっては、一応奴隷でも護衛だから多少小ざっぱりしてて、動きやすいけど、装備じゃなくて服だもんね。
ちょっと古めのカンフー映画に出てくる人みたいな格好。
武器も三節棍だしね。
更にさっきの戦闘でボロボロになったから半裸に近いし。
アリシアも動きやすいパンツスタイルだけど、装備じゃなくて、衣服って感じだし。
エレオラのエグゼキューショナーは攻撃特化で防御に関しては軽戦士並の物しか装備できない。
三元豚のストライカーはもろ軽戦士のジョブだし、メイシアのトリックスターは暗殺者系の素早さ重視ジョブだし
あれ?詰んだ?
あ!
「リンカに頼んで焼き払って貰えば良いんじゃない?」
俺、ナイスアイディア!
「それなんだけど、リンカちゃんはしばらく何も出来ないよ」
「え?なんで?」
「本当はもっと魔素や火の力を吸収してから孵化するものだけど、リンカちゃん貴方の為に無理して顕現したみたい。
今は回復のために眠っているわ」
「そうだったのかぁ」
俺のために頑張ってくれてたのかぁ…。
なんか、ジーンってきた。
「私もテイム魔法は使えるけど、ジョブはテイマーじゃないから回復を助けたりとか、そういう事は出来ないの」
アリシアが若干寂しそうな表情をする。
「諦めて帰ろっか」
「おいおいおい、冗談だろ?
確かに面倒だが慎重にいけばいけるだろう」
フィドラーが横から講義してきた。
「そうなの?」
「まぁ、なんとかなるにゃ」
「ゴールも見えてるしね」
エレオラがそう言って指差した先には茶色い岩山が遠くに見えた。
800mぐらい?感覚的なもんだけど、1kmはない感じがする。
「じゃあ、行ってみよっか」
初ダンジョンチャレンジ開始だ!
古いCMの歌




