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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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だーい、どんでん返し

「ちょっと待って!」

おっと、アリシアからの待ったコールだ。


「なんか気になる事あった?」


「うん、あのね、ゴブリンキングってレッドクラウンって種類なの話したよね」


「うん」


「レッドクラウンってレッドキャップの進化種なのよね。

だから、レッドキャップが居ないと現れないの」


「うん」


「レッドキャップはゴブリンの特殊進化形なの

凄い沢山のゴブリンから、ごく稀に現れる種なの」


「うん」


「でもゴブリンがここには1匹も居なかったの」


「レッドキャップに殺されたんじゃないのかにゃ?」


「魔物は敵対関係になる異種族進化と支配関係になる同族進化があるんだけど、レッドキャップは同族進化に区分されるの」

そう言うと、アリシアはアイテムボックスからドサドサドサと何冊か本を取り出して、バババっとページをめくって次々と、進化の事を書いてあるページを見せてくる。


そういえば、この本ってちゃんと紙で活版印刷っぽいな。


この世界の文化基準がよく分からん。


「それにもう1つ、レッドキャップは完全体から初期のものまで様々なレベルの居たよね」


「うん」


「成長するには、何かを倒して魔素を吸うなりドロップ品を摂取するなりしないとならないのだけど…」


「あいつら何倒してたんだ?」

そう言われてみれば他の魔物見てないな。


「でしょでしょ、こういう現象で考えられるのはひとつだけなの」


「なになに?」


「ダンジョン」


「「ダンジョン!」」

エレオラとメイシアが綺麗にハモった。


え…目がギンギンじゃん…。


「にゃ!それって未発見のダンジョンって事にゃ?」


「おそらく」

さすがのアリシアもそこまではハッキリしないのか。


「よし!私たちは怪我が重くてまだ回復しきれていない!

しばらくココで回復してから帰投する!

あ、メイシア!リュースの怪我治りすぎだから、ちょっとボコっておいて」

…エレオラさん?


「了解にゃ!」


「了解じゃ、ねーよ!」


「安心するにゃ!峰打ちにゃ!」


「ナックルに峰打ちもへったくれもねーよ!」

メイシア!その両手の棘付きナックルは洒落にならん!いやマジで!


「おい!やめ!ゴフウゥ…」

こいつマジでやりやがった。


「なんだよう…そんなにダンジョンが大事かよう」


「バッカ!当たり前だろ!ダンジョンだぞダンジョン!」

三元豚の真ん中のフィドラーまで話に加わってきた。


教えて、エレオラ先生!

そんな気持ちを込めて見つめてみる。


「ダンジョンって一攫千金の可能性のある宝の山なのは知ってるわよね?」

コクコクコクと頷く


「未発見の場合、冒険者ギルドに報告すると報奨金がもらえるんだけど、それ以上に重要なのが…」


「ダンジョンの優先探索権だな」

おおう!フィドラーが割り込んできた。


「優先‥探索…権?」


「ダンジョンをね見つけたら独り占めしたくなるでしょ?

でも、それだと見つけた人が中で死んじゃったりしたら、誰も知らないダンジョンが出来上がってしまうじゃない。

ダンジョンが放置されるのってあんまりよろしくないのよね。

危険って意味でも、ギルドの利益って意味でも。

で、見つけたら人には優先的に探索出来る権利をあげますから、ちゃんと教えてねって言う制度ね」


「さらに優先探索権もらったパーティーは2年間そこのダンジョンから上がった利益の1割を貰える特典付きだ!」

フィドラーの目がお金のマークに見えてきた。


「じゃあ、ギルドに報告すればいいって事?」


「待て待て待て、誰も知らないダンジョンな訳だ!

その内部情報もギルドに売れるのよ!」


「こんな幸運滅多にないにゃ!」


「乗るしかないだろう!このビックウェーブ!」

フィドラーってこんな性格だったんだ。


というわけで、俺たちはこのまま回復してから帰るという事になった。


バカ息子御一行様は、キング倒した時にドロップした冠状の突起を渡したら、嬉々として帰って行った。


その後、あいつらが見えなくなってから一斉に周辺探索。


「にゃー!あったにゃー!入り口にゃー!」


ダンジョン探索かぁ。

オラ、ワクワクしてきたぞ!

昔の紅鯨のやつ

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