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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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俺は今、モーレツに感動している

ブックマークありがとうございます。

嬉しいです

ふ、ふ、服だ!

ついに俺も文明人の仲間入りだ!


奴隷用の見るからにボロボロの服だが、今までの事を考えたらとてつもない宝だ!


し、か、も、なんと薄い革底の草履のような履き物までついてくる!


何ということだ!こんな好遇を受けるなんて!


「知らなかった、奴隷って、こんなに恵まれてるんだ…」


「お前、どんな環境にいたんだよ」

同居人に突っ込まれた。


ここは奴隷の控え室らしい、控えめに言って地下牢って感じの場所だ。


天井の低い、狭い地下の廊下に横穴をくり抜いて、そこに鉄格子を嵌めた。


そんな感じの場所だった。


大きさ的には6畳くらいかな?


そこに2人づつ放り込まれているようだ。


「にゃー、なんだこのボロ服は!私の装備かえせー!」

なんか知ってる声に聞こえた気がしたが、気のせいだろう。


飯は朝晩の2回出るらしい。


思ってたより時間経過していたらしい。


握り拳の半分くらいのサイズの黒パンに、塩スープ、そして削りカスのような少量の肉がついてきた。


塩味、肉の風味、あぁ何て幸せなんだ。


嬉しさのあまりに涙してしまいそうだ。


妖魔の森では栄養こそ確保できたけど、塩と肉を口にする事はできなかった。


塩分は血の味しか思い出せない。


しかも、ほぼ腐臭がしてるやつだった。


草にも塩分って含まれてるらしいけど、味として感じることは無かった。


「こんなご馳走にありつけるなんて、幸せだ」


「いや、だからお前どんな生活してたんだよ」

また、同居人に突っ込まれた。


「ちょっと、なんなのこれは!豚の餌だってもう少しマシなもの出てくるわよ!」

どこかで聞いたような声…以下略。


「さっきから俺が感動に打ち震えているのに、いちいち突っ込んでくる君は誰なの?」


「俺はマシュー、クロフト男爵家の三男だ!

今回の件で縁切られただろうけどな」

ふーん、元貴族の息子か。


「なんか悪いことでもしたの?」


「悪い事…上司の命令聞かないは悪い事かもしれないが…」

なんか歯切れわるいなぁ。


「じゃあしょうがないじゃん」


「いや、待て!上司は掠奪禁止なのに掠奪しろって言ったんだぞ!

忠告したのに、それを無視して行動して騒動起こして怪我したら、今度はなぜ守らなかった!って

そりゃないだろうって思わないか?」


「んー確かになぁ」


「その次は奴隷使ってコールホッパーの金を詰めた箱を解放しろって」


「ごめん、コールホッパーって何?金を箱に詰めたらどうなるの?

解説よろしく!」


「コールホッパーっはでかい緑色のバッタの魔物なんだ。

こいつの特性はエマージェンシーコールってスキル持ってるんだが、発動するとその辺の魔素が集まって魔物が現れる」


「仲間を呼ぶ、みたいな感じ?」


「あぁ、それも亜種の赤、希少種の金ってなるほど強力なやつを呼び出す」


「じゃあ、金を箱に詰めるってのは、エマージェンシーコールさせない為ようにしてるって事?」


「そうだ、しかも、それを妖魔の森の近くで解放させろって言うんだ」


「それもよく分からないんだけど、なんで奴隷使って解放させるの?」


「死んでも良いようにだよ」


「死んでも?」


「あぁ、妖魔の森の近くはこの辺でも魔素が濃い事で有名だ!

ダンジョンを抜かしたらだけどな。

コールホッパーのエマージェンシーコールは魔素を使うから濃ければ濃いほど強いのが出てくるんだ。

しかも、金だぞ!流石にオークエンペラーみたいなヤバいのは10000回に1回くらいだって話だが、どんな化け物が出てくるかわかったもんじゃない!

だから、それに巻き込まれて死んでも良いように奴隷使うんだよ」


「うわぁ…」

10000万分の1引いたのかよー、あれか?スーパーハードの呪いか?


「お前もそう思うだろ?いくら奴隷だってそんな危険な事させるのはおかしいと思わないか?

しかも、ただの嫌がらせのためだけだぞ!」

あ、ごめん、そっちね。

俺よりお前の方が人としてちゃんとしてるわ。

マジ反省。


「で、それが原因でここにいるの?」


「あぁ、絶対反対だったからな、断固拒否したら、なぜか俺が暴れた事になって、それで入れられた懲罰房で問題起こした事になって、奴隷落ちだとさ」


「ひどい上司だね、誰に仕えてたのさ」


「北辺境伯の次男、ベンバーさ…ベンバーの野郎さ」

癖でさまって言っちゃいそうになるくらいには仕えていたんだね。


そんな話をしていると、1つだけしかない重そうな鉄の扉がギィィって開いた。


「おう!お前ら!助けに来たぞ!」


人さら…じゃなくて近衛騎士が俺たちを助けに来たらしい。


この人について行ったらお尋ね者にならないよな?


一抹の不安がよぎる。


あ、でも、、後ろからなんかイケオジ出てきた。


こっちはいかにも偉い人オーラ出てるわ。


思ったより早くここから抜け出せそうだな。

熱血お決まりのフレーズ

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