傷だらけのオーガ
短いですがキリが良いので投稿します。
ブックマークありがとうございます。
嬉しいです。
「オーガいたよー」
フィーにオーガを探すようにお願いしておいたら、早速見つけてきてくれた。
俺の攻撃がどの程度通じるか分からないけど、トロル用に作った射出器もあるしなんとかなるだろう。
出来れば射出器は使いたく無いけど。
なんせ、作るの手間なんだよねぇ、これ
使った後は一回バラして爆裂胡桃を詰め込まないとなら無い。
とにかくオーガと接近戦で戦えるかを確かめないとならない。
で、オーガの目の前まで来たんだけど…。
ボロボロじゃん。
何かと戦った後らしい、それもギリギリ勝ったのだろう、うつ伏せで傷だらけのオーガが寝そべっている。
うーん、やり辛いなぁ…。
しかし、逆の立場だったら、オーガは躊躇せず俺を殺すだろう。
ここで助けたからって友情を育むとも思えないし、ここは余計な感情を加えないで一気にやるしかないな。
という事で全力で後頭部に棍棒を振り下ろす。
硬ってぇぇぇ、岩でも殴ってる感触だ。
でも、トロルよりはダメージ通ってるみたいだな。
おそらくトロルは打撃耐性、オーガは切り裂き耐性なんだと思う。
お!オーガの武器が残った。
あ、槍なんだ。
イメージ的には斧だったんだけど、俺的には槍の方が都合いいか。
これなら、刃の部分を意識しなければ棍として扱える。
実際試しに振り回してみたが、刃の部分で攻撃しようとすると、どうにも違和感が出て来る。
そういう意識を取っ払うとちゃんと振り回せるので、やっぱり打撃武器という意識でこれを使おう。
本来の槍の扱い方と大分変わってしまうだろうけど、槍の才能は無いから仕方がない。
間違って刃の部分を掴まないようにだけは気をつけて扱おう。
問題はこいつに他の武器を吸収させるかだなぁ。
コボルトのナイフは5個は射出器に使ってるから、残りは1個しかない。
これは色々作業する時の作業用に使っているから残しておきたい。
バグベアの棍棒は予備を含めて2個持ってるけど…槍を実践で使うまではちょっと残しておきたいなぁ。
うーん…………よし!決めた!まずは射出器が結構嵩張るから、これを使い切ろう。
そしてバグベアで槍の扱いを慣らす兼、棍棒奪取をしよう。
それから3日程はバグベア狩りを続ける事になった。
思ったより棍棒が出ないのと、槍の吸収量がかなり多かったせいである。
バグベアの魔素がもったいないので、ティーに俺の魔素をめちゃくちゃ吸わせて、バグベアの魔素を吸収出来るようにしたのも時間かかった原因でもある。
どの位と言わなかった俺も悪いが、多分今までの半分くらい吸ったんじゃないだろうか?
いきなりのステータスダウンで、まぁ動きづらいったら無かった。
ティー恐ろしい子!
ティーに魔素を吸わせた直後は、全然相手が倒れないから、どうしようかと思ったよ。
「爺さん、今のティーのステータスって、どの位増えた?」
「前の言い方で言うと、2にもう少しで届くぞ、おぬしが戦闘するたびに魔素を吸わせている効果が出ておるの」
まだ2かよぉ、俺のここの森の初期を10って言ってたから、ゴブリンと1対1で戦えるようになるまででも、まだしばらくかかりそうだよ。
先は長いな。
とりあえず槍も上限まで吸収させたし、まずはトロルと戦ってみよう。
あいつなら動きも鈍いし、他の部分で刺突して外れるって事はないと思う。
ティーにリリーベルを採取して来てもらって、刃先に毒を塗りつける。
「トロルいたよー」
さすがティー、戦闘面では何も出来ないが、索敵面では有能すぎる。
相変わらずの植物擬装で近付いて、トロルに槍を突き刺す。
刺さった!後は毒が回るまで周辺で逃げ回るだけの簡単な作業です。
次はオーガだね。
こっちも思ったよりなんとかなった。
躱せないほどの攻撃じゃないし、刺突は効かないけど打撃は効く。
それなら棍として扱えば、充分戦える。
…たまに勢いで刃先で刺突かまして腕痺れたけどね!
後は魔素が吸えなくなるまで狩り尽くすだけだ!
昔の歌のタイトルパロディ




