俺…強くなりてぇ
マイペースで投稿していきます。
「最初からおぬしに付けると言っておったろう」
飄々とした態度でジジイが言ってのける。
「これじゃあ、取り憑く方の憑くじゃねぇか!」
「ふぉっふぉっふぉ、上手い事いうのぉ」
殴りてー、自分の弱さが恨めしー、強くなってジジイなぐりてー。
「仕方がなかろう、ドリアードも木の妖精じゃ普通のままじゃこの森から抜けれん。
おぬしから生気を摂取出来るようにせねば、外には出られんのよ」
「これが憑いた事で俺に何かメリットあるのか?」
「わしとの連絡係になれるぞ」
「それはジジイの都合じゃねぇか!」
「上手い事言うのう」
「え、本当にそれしか出来ないのか?コイツ」
「他に出来ることか?うーん、あ!偵察なら出来るぞ」
「お!どの位出来る?」
「目視出来る植物さえあれば、そこに植物憑依で行けるぞ」
「…植物ない時は使えないじゃないか!」
「無ければ置けば良い、種でも植物じゃ」
「思ったより優秀だった。あと、俺から何をどれくらい吸収するんだ?」
まさか際限なく吸収することはないだろう。
「際限なく魔素もMPもHPも吸収するぞい」
「俺、死んじゃうじゃねぇか!」
「まぁまぁ、あくまで出来るってだけで、1日魔素とMPとHPを各1ポイントだけで充分現状維持出来るから安心せい。
ただし、こやつを強化、成長させるならばもっと吸収させた方が良いぞ」
「吸収させるものでなにか違いはあるのか?」
「魔素を渡せば、器が上がる。所謂上限値じゃのこれが上がらんと他のものを渡しても頭打ちになるぞ、HPはステータス、MPはスキルが上昇するぞ、魔法もこやつにとってはスキルじゃの」
「戦闘には使えないのか?」
「使えるならおぬしに任せる必要ないわい、戦って成長させて進化させてしまえば良いのじゃから」
また分からん単語出てきたよ。
「進化って何?」
「魔物は強くなれば進化するのじゃ上位種というやつじゃの、種族自体が変わる事もあれば種族はそのままでジョブが変わるものもおる」
「なるほど、それで辿り着いた先がこの間の化け物ってことね」
「あれも1つの辿り着いた先じゃの」
「この子も育成して進化すればもっと強くなるの?」
「そうじゃの」
前世でも育成ゲームとか好きだったし、ま、いっか。
翌朝
リハビリも兼ねて周辺のモンスターを狩ってみることにした。
武器はもちろん回収してある。
「マスター、あっちに3匹いるよ!」
ティーが思ったより優秀だった。
森の中は当たり前だが視界が悪い。
だがティーにかかれば、全部見えているようなものだ。
簡単に獲物を見つけてくる。
オーク3匹に簡単に奇襲をかけることが出来た。
一撃で屠る事が出来るので、一瞬で戦闘が終わる。
もう魔素は吸収出来ないようだ。
あの化け物から大量の魔素を吸収したらしくオークやホブゴブリンでは、もう魔素の成長は見込めないらしい。
それともう一つ、筋肉痛が回復すれば超回復で筋力が増えるように、魔力痛から回復した俺は魔力が大幅に増えた感覚がある。
地獄の激痛と引き換えだったのでもう一度同じことは絶対したくないが、魔力が増えたのはありがたい。
この2つの事により、俺は大幅に強くなっていた。
これは新しい獲物を求めて移動するタイミングじゃなかろうか。
移動するための準備といっても何も持ってないし、食料も現地調達だし今すぐ移動できるんだけど、その前にちょっとティーにある植物を探してもらう。
「あったよー」
数十分で、あっさり見つけてきた。
予想はしてたけどコイツやべー奴だと思う。
ティーに案内されて目的の植物の場所まで行く。
前世の世界でいう所のウツボカズラだ。
別に食虫植物である必要は無くて、何が目的かというとこの袋状の形が欲しかった。
品種改良で袋部分を硬い革のようにし、サイズを大きくなるようにして、さらに植物育成で大きくする。
ちょうど靴くらいのサイズで止めてそれを採取して靴代わりに履いてみる。
うーん、外よりも中が滑る感触があって踏ん張るのちょっと怖い
思ってたより中がスベスベしてる。
仕方がないので今まで履いてた靴の上から履くようにした。
少しマシになった気がする。
ツルの部分も強化してそれで足首の辺りを縛る。
なんとか実用に耐えられそうなのでこれでよしとしよう。
さらにもう一つを麻布のような触感でもっとサイズを大きく出来るように、丈夫さはそこそこで軽くなるようにして植物育成で大きくする。
これで荷物を入れる袋を確保出来た。
ついでに葉っぱ部分を合わせて貫頭衣っぽい感じにしてそれを着る。
ボロボロになってほぼ半裸だったので少しはマシになったと思う。
この森を脱出したら人とも会うかもしれないし。
これで準備は終了、出口に向かうことにするが、今は強くなる事を優先していく。
出口に近づけば近づくほど強いモンスターになっていくのだから、それに対抗出来るようにしないと詰んでしまう。
モブっぽい、雑魚っぽい奴がよく言うセリフ
たまに主人公もいったり




