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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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私の養分になってもらおう

短いですがキリが良かったので投稿します。

化け物を倒してから2週間経った。


最初の3日は本当に何も出来ず、ジジイが絞った木の実の液をすするだけだった。


1週間程でなんとか立ち上がって最低限の行動は出来るようになった。


ジジイが動けるようになったなら、名もなき魔力の輪を作れと言ってきた。


その方が早く回復するらしい。


…とんでもない激痛に見舞われて、のたうちまわった。


あろうことか「傷口に爪を立てて引っ掻くような行為じゃからのう痛いのは当たり前じゃ」

とか言いやがった。


ジジイ許すまじ。


しかし、名もなき魔力の輪を作り続ける方が回復が早いのは本当らしいので、痛みに耐えながら出来るだけ作るようにした。


これが功を奏したのか実際意味なかったのかは分からんけどとりあえず回復はした。


意味があったか無かったかを判定するにはもう一度同じ状況で試すしかないけど二度とこんな目には遭いたくないので、効果があったという事にしておこうと思う。


「おぬしもだいぶ回復したしの、この辺でわしの配下を1匹付けようかと思うんじゃがよろしいか?」


「そういう約束だしな、俺にデメリットが無いなら構わないよ」


「…まぁ、メリットとデメリットで相殺って事で…無いよりじゃし、問題なかろう」


「おい!ちょっと待て、どういう…。ウギャァァァ」

クソジジイが、いきなり肩口に何か埋め込みやがった。


しかも刃物のような鋭いものじゃ無い。


それを無理矢理、皮膚を破って肉に食いこませる。


サイズもアーモンドナッツくらいある。


「てめぇ、いつもいつも、説明無しに行動しやがって!」

もっと文句を言いたかったのだが、その前に肩口変化が起き出す。


明らかに俺の中の何かを吸い取っている感触がする。


それと同時に急速に俺の肩に小さめの木が生えていく。


「うわぁぁぁ!なんだこれ!なんだこれ!」

どうみても俺を養分にして生える寄生植物にしか見えない。


「うるさいのぉ、死にはせんから黙ってみとけ」


「黙ってみてられるか!」

ジジイと言い争いをしているうちに、その木は足のような部分、手のような部分とできてきてまるで人形ように変化していく。


「これ!余計なことするで無い!」

余りの気持ち悪さに無理矢理引っこ抜こうと手を動かした瞬間ジジイ叩かれた。


ついでに腕を拘束される。


時間経過とともにどんどん木は変化していき、表面が人間の肌のようになっていく。


そして着せ替え人形のようになったと思ったら、そこから急激に生々しくなっていき、さらに羽が生えてきた。


緑色の薄い服のようなものを纏った、おとぎ話によく出る妖精といった外見になったところで、目をパチクリと開ける。


「こんにちは!私はドリアードのティッカ!ティーって呼んでね!」


全く想像してなかった展開に完全にフリーズした。


「え、あ、よ、よろしく」

とりあえず挨拶を返しただけでも、俺は頑張ったと思う。


「よろしくね!私の養分になってね!」


「………ちょっと待てぇい!どういう事だ!ジジイ説明しろ!」





昔の漫画の敵の名ゼリフ

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