表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

プロローグ:その日、王国に一つの知らせが響き渡った。

 そのヴィーダレン王国は、五百年の歴史を持つ由緒正しき王国である。海に面する海洋国家。それでいて自然も豊かである。

 そのヴィーダレン王国は、賢王と呼ばれている国王陛下が治めており、国民たちは国王陛下と王家を慕っている。



 さて、周辺諸国との関係も良好なその国で、国民達はこの国の未来に対して希望を抱き、微塵も不安を感じていない。








『わたくし、ランセット・ベーデーは婚約破棄されましたの』






 その日、ヴィーダレン王国に一つの知らせが駆け巡った。

 その声は、この王国でも有名な一人の令嬢――ランセット・ベーデーの声である。




 王太子の婚約者という立場であり、色んな意味でこの国で有名な存在である。




 その淡々としたランセットの声は、スピーカーから響いている。そのスピーカーは、その日、突如として国内中のあらゆる場所へと出現した。

 何もなかった場所に、スピーカーが出現してもこの国の人々は大して驚きもしなかった。何故ならこの国の国民にとって、なじみ深いものである。

 何故なら、ランセットは“スピーカー令嬢”と名高い令嬢であり、そのスピーカーを見た事がある者は多い。スピーカーが出現することは言ってしまえば、その国にとっては日常茶飯事なことであった。




 その日、国中に出現したスピーカーから、漏れたのは王太子から婚約破棄をされたという知らせであった。









 ――その知らせはスピーカー令嬢の、スピーカーによって瞬く間に国中に響き渡った。



※10話程度で終わる予定なので、勢いのままと投稿です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ